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フィリピンの東で熱帯低気圧が発達 週末は沖縄に接近のおそれ

2021/08/20 09:32 ウェザーニュース

フィリピンの東海上を進んでいる熱帯低気圧は昨夜から今日20日(金)朝にかけて急速に雲がまとまり、発達をしています。台風に発達する可能性もあり、週末は沖縄に近づくとみられますので、今後の進路に警戒が必要です。

急速に発達し雲が大きくまとまる

熱帯低気圧は日本のはるか南東海上で一旦は台風まで発達するとみられていましたが、あまり勢力を強めないまま西進を続けていました。

ただ、昨夜から今朝にかけて急速に雲がまとまり、発達をはじめています。気象衛星ひまわり8号が捉えた雲の様子を昨日19日(木)と比較すると、活発な積乱雲が密集し、雲のかたまり自体もかなり大きくなっていることがわかります。さらに発達した場合は、台風となってもおかしくない状況です。

週末に沖縄に近づく見込み

21日(土)夜の予想天気図
熱帯低気圧はこの後、進路をやや北よりに変えて、週末は沖縄に近づく予想となっています。台風にならなかったとしても、周辺には活発な雨雲を伴っていますので、接近するタイミングでは風雨が強まる見込みです。

現時点では22日(日)の朝に最接近の可能性が高くなっています。熱帯低気圧の直接の影響に加え、南から暖かく湿った空気が流れ込むことで、雨が強まりやすくなりますので、念のため警戒をしてください。
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参考資料など

気象衛星可視画像:NICT-情報通信研究機構