直径約1kmの新島が出現
日本のはるか南の海上、福徳岡ノ場では13日(金)から大規模な海底噴火が始まりました。海上保安庁が昨日15日(日)に実施した上空からの観測によると、依然として活発な噴火活動が続いているとともに、直径約1kmの馬蹄形の新島が確認されています。
噴火による軽石などの浮遊物が北西方向の約60kmの海域にまで流れていることも確認されました。
福徳岡ノ場では今後も活発な噴火活動が継続する可能性がありますので、福徳岡ノ場の周辺海域では噴火に伴う弾道を描いて飛散する、火山弾と呼ばれる大きな噴石や、ベースサージに警戒が必要です。
★ベースサージとは?
火山ガスと火山灰などの混合物が、水面や地表面を高速で横方向に広がる現象です、地表のものを巻き込むなどして、人体や建物、船舶などに大きな被害を与えるおそれがあります。
噴火による軽石などの浮遊物が北西方向の約60kmの海域にまで流れていることも確認されました。
福徳岡ノ場では今後も活発な噴火活動が継続する可能性がありますので、福徳岡ノ場の周辺海域では噴火に伴う弾道を描いて飛散する、火山弾と呼ばれる大きな噴石や、ベースサージに警戒が必要です。
★ベースサージとは?
火山ガスと火山灰などの混合物が、水面や地表面を高速で横方向に広がる現象です、地表のものを巻き込むなどして、人体や建物、船舶などに大きな被害を与えるおそれがあります。
最近の活動は?
福徳岡ノ場は南硫黄島の北東約5kmにある海底火山で、1904~1905年、1914年に火山島“新硫黄島”を出没させました。
1986年の噴火では長径600m、高さ15mの新島が生じましたが、噴火終了後に海食によって消滅しています。最近では2010年に小規模な海底噴火が発生していました。
» 福徳岡ノ場の火山情報
» ウェザーニュース記事一覧
1986年の噴火では長径600m、高さ15mの新島が生じましたが、噴火終了後に海食によって消滅しています。最近では2010年に小規模な海底噴火が発生していました。
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参考資料など
画像:海上保安庁 第三管区海上保安本部による撮影