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秋雨前線の雨雲が西から北上 九州北部などは今夜から大雨に警戒を

2021/08/15 15:32 ウェザーニュース

今日15日(日)、秋雨前線の南下に伴い関東や東海で降っていた激しい雨は、午後になって大部分が落ち着いてきました。前線から離れた九州北部や中国地方などは晴れ間の見えている所もあります。

ただ、秋雨前線は早くも西から北上の兆しを見せ、ひまわり8号による衛星画像では九州の西に活発な雨雲が確認できます。今夜以降は再び雨が強まる見込みで、警戒が必要です。
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少しの雨でも新たな災害につながるおそれ

16日(月)朝の雨の予想
上空の気圧の谷の東進に併せて秋雨前線は今夜にかけて次第に北上します。前線周辺の活発な雨雲は今夜遅くから九州の一部にかかり始め、明日16日(月)の朝になると雨が強まる見込みです。

九州北部ではこれまでに降った雨が記録的となっているため、依然として土砂災害の危険度が高く、川も増水している状況です。降り出す雨をきっかけにして新たな災害につながるケースがありますので、それほど強い雨でなくても油断はしないでください。
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大雨は18日(水)~19日(木)にかけても続く予想

今後新たに降ると予想される雨量
明日16日(月)から17日(火)にかけては秋雨前線が本州付近に停滞し、先日までと同様に九州北部から中国地方などで大雨となる見込みです。18日(水)以降は朝鮮半島付近に寒気を伴った低気圧が進んでくる影響で、大雨の範囲が拡大する可能性があります。南から流れ込む湿った空気の影響を受けやすい九州南部や四国、近畿でも雨量が増える予想です。

今後新たに降る雨量は、西日本を中心に200mmを超える予想となっています。赤で表示されている300mm以上の地域は、これまでの大雨に比べて南に広がり、九州南部や四国太平洋側に移る見込みです。すでに災害が発生している所では被害の拡大に、まだ発生していない所では新たな災害に警戒をしてください。
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豪雨災害の拡大に厳重な警戒を

11日(水)頃から始まった今回の大雨は1週間以上に渡る長期間に及び、さらなる災害の拡大が懸念されます。

最新の気象情報や、自治体からの避難情報を小まめに確認し、逃げ遅れる前に危険な場所から避難が出来るように心構えを高めるようにしてください。「自分は大丈夫」という心理が働きやすくなるため、避難の際は周囲の人とも声を掛け合い、遠方に住む家族などにも避難を呼びかけるなども有効です。
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参考資料など

気象衛星可視画像:NICT-情報通信研究機構