秋雨前線に伴う雨雲は、関東や東海から西日本の太平洋側にかけて広がっています。前線の活動は依然として活発で、10時10分までの1時間には神奈川県山北町・丹沢湖で103.5mmの猛烈な雨を観測。記録的短時間大雨情報が発表されました。7月に大規模な土石流災害に見舞われた、静岡県熱海市・熱海伊豆山でも23.5mmと強い雨になっています。

西日本から東日本の広い範囲で土砂災害の危険度は高く、10時20分の時点で16の都県に土砂災害警戒情報が発表されています。千葉県成田市では土砂災害が発生したため、緊急安全確保が発令されました。太平洋側の激しい雨は昼過ぎにかけて続く見込みで、警戒が必要です。
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今日15日(日)夜以降は再び前線の北上が予想され、18日(水)頃にかけて大雨の続くおそれがあります。前線は週後半にかけて本州付近に停滞する予想で、影響がさらに長引く可能性もあります。
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今後新たに降る雨量は、西日本や東日本の一部で200mm前後、九州の多い所では300mmを超える予想となっています。すでに災害が発生している上に、再び大雨が予想されるため、被害の拡大に最大限の警戒が必要です。

九州の一部では、2018年のいわゆる「西日本豪雨」を上回るほどの雨量になっており、大規模な災害が複数の地域で発生することが懸念されます。

最新の気象情報や、自治体からの避難情報を小まめに確認し、逃げ遅れる前に危険な場所から避難が出来るように心構えを高めるようにしてください。「自分は大丈夫」という心理が働きやすくなるため、避難の際は周囲の人とも声を掛け合い、遠方に住む家族などにも避難を呼びかけるなども有効です。
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