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佐賀・嬉野市で総雨量が1000mm これから夜の激しい雨には最大限の警戒

2021/08/14 16:25 ウェザーニュース

11日(水)から停滞する秋雨前線の影響で、九州北部を中心に記録的な大雨になっています。佐賀県嬉野市では16時の時点で降り始めからの雨の量が1000mmに達しました。8月1か月の降る雨量の約3.6倍で、年間雨量の40%以上に当たる雨がわずか3日強で降ったことになります。

そのほか、佐賀市で810.5mm、福岡県久留米市で744.0mmなど九州北部の多い所で800mm前後。広島県広島市で376.5mm、北広島町・都志見で428.5mm、岐阜県本巣市・樽見で384.0mmなど中国から東海の多い所では400mm前後に達しました。

すでに土砂災害や河川氾濫が各地で発生し、さらに災害が拡大してもおかしくないような雨量です。
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今夜にかけて1時間に50mm超の非常に激しい雨のおそれ

雨雲レーダー
低気圧に伴う活発な雨雲が東シナ海から進んできており、すでに九州の一部にかかり始めています。この雨雲が夜の21時頃にかけて大雨特別警報が出ている福岡県、佐賀県、長崎県を通過する見込みです。

局地的には1時間に50mmを超えるような非常に激しい雨の降るおそれがあり、まだ災害にならず持ちこたえているような所でも、新たな土砂災害や河川氾濫につながる危険性が高まります。

今夜にかけては非常に危険な状況となりますので、最大限の警戒を行い、情報の確認を怠らないようにしてください。
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大雨は来週中頃まで続くおそれ

18日(水)朝までの予想積算雨量
明日15日(日)は前線が本州の南に南下するため、九州北部や中国地方などの雨は一時的に小康状態となる見込みです。一方、関東や東海など太平洋側で激しい雨となるため、これまであまり雨が降っていない地域でも警戒が必要になります。

週明けの16日(月)以降は再び前線の北上が予想され、18日(水)にかけて大雨の続くおそれがあります。

今後新たに降る18日(水)朝までの雨量は、西日本から東日本の広い範囲で200mm以上、九州や四国、東海などの多い所では300mmを超える予想となっています。すでに災害が発生している上に、これだけの雨が降りますので被害の拡大に最大限の警戒が必要です。
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