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広島周辺は断続的な激しい雨 土砂災害の危険度が「極めて危険」

2021/08/14 08:24 ウェザーニュース

今日14日(土)も秋雨前線は非常に活動が活発です。大雨特別警報が発表されている九州北部だけでなく、広島周辺を中心とした中国地方でも断続的に激しい雨が降っており、土砂災害の危険度がかなり高まっています。

総雨量は8月の月平均の2倍以上に

広島を中心とした中国地方は昨夜から発達した雨雲が断続的に通過しています。8時までの1時間には広島県広島市安佐北区・三入で24.0mm、安芸太田町・加計で25.0mmの強い雨を観測。72時間の積算雨量では広島県西部から山口県東部にかけて300mmを超えています。これは8月の月平均雨量の2倍以上にあたる大雨です。
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土砂災害の危険度は広島市を含む広い範囲が「極めて危険」となっており、昨日13日(金)に特別警報が発表された時に近いレベルとなっています。いつ土砂災害が発生してもおかしくありません。
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午後も断続的な激しい雨のおそれ

14日(土)夕方の雨の予想
これから午後にかけても次々に発達した雨雲が通過し、強弱を繰り返しながら雨が降り続く見込みです。短時間には1時間に50mmを超えるような非常に激しい雨の降るおそれがあり、降り始めからの総雨量は今日にも400mmを上回るおそれがあります。

土砂災害の危険度が一層増してきますので、少しでも危険を感じた場合は躊躇せずに避難を行ってください。土砂災害は雨が小康状態のタイミングで起きることもあり、油断が出来ません。

なお、明日15日(日)の日中は一旦前線が南下し、雨が強まりにくくなる見込みです。まずは今日いっぱい最大限の警戒を続けてください。
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