福徳岡ノ場で海底火山噴火か 衛星画像で西に広がる噴煙を捉える
2021/08/13 10:51 ウェザーニュース
今日13日(金)午前、小笠原諸島のさらに南の南硫黄島近くにある福徳岡ノ場の海底火山が噴火したと見られます。気象衛星ひまわり8号の可視画像によると、白色の噴煙が見られ、大きく西に広がっている様子が確認出来ます。
南硫黄島の北東約5kmにある海底火山で、1904~1905年、1914年に火山島“新硫黄島”を出没させました。1986年の噴火では長径600m、高さ15mの新島が生じましたが、噴火終了後に海食によって消滅しています。最近では2010年に小規模な海底噴火が発生していました。
周辺の海域を航行する船舶は海底噴火に警戒が必要です。また、海底噴火による浮遊物(軽石等)に注意が必要をしてください。