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皮ごと食べた方が良い? デラウェアの栄養と効果的な食べ方

2021/08/23 12:08 ウェザーニュース

秋の味覚の代表、ブドウが店頭に並ぶ時季になりました。今の時季は小粒のデラウェアが旬を迎えています。ブドウには栄養が豊富といわれていますが、これらを無駄なく摂る方法があるそうです。詳しい話を管理栄養士の柴田聡美さんに伺いました。

ブドウを生で食べる日本

ブドウといえば、日本では一般的に生で食べるものと思われています。しかし、世界のブドウ生産量の80%はワイン用です。日本では逆に約90%が生食用なので、世界的に見ても特徴的です。ですから日本に生食に適したおいしいブドウの種類が豊富なのもうなずけます。

「ワイン生産国の代表のひとつ、イタリアには古くから“よいワインはよい血をつくる”ということわざがあります。このワインは赤ワインを指しているのですが、ブドウに含まれる栄養が健康によいことは昔から知られています。世界では生食しないものの、ワインでブドウの栄養を摂っているということですね」(柴田さん)

皮の色で栄養成分が異なる

ブドウの皮の色は大きく分けて黒、赤、緑色の3種類あり、皮の色によって栄養成分が異なるといいます。

「たとえば黒は巨峰やピオーネ、緑はマスカットやロザリオ・ビアンコなどがあります。今が旬のデラウェアは赤にあたります。

黒や赤の皮にはポリフェノールの一種で、目の疲れに効果があるといわれる『アントシアニン』が含まれています。また、赤の皮には発がん抑制作用が期待される『レスベラトロール』というポリフェノールも含まれています。赤ワインが健康によいといわれるのはこのためです」(柴田さん)

皮ごと食べるのがおすすめ

ところでみなさんはデラウェアを皮ごと食べますか?ウェザーニュースでアプリユーザーを対象にアンケート調査を行ったところ、デラウェアを皮ごと食べている割合は20%に満たないほどでした。

「『アントシアニン』や『レスベラトロール』といったデラウェアの栄養成分をできるだけもれなく摂るには、しっかり水洗いしてから皮ごと食べるのがおすすめです。デラウェアは皮が薄いので、大きなブドウに比べて皮ごと食べても気になりにくいです。もし皮が気になるようなら、冷凍してシャーベットにしたり、ミキサーにかけてスムージーのように飲むとよいでしょう。

ブドウの皮には白い粉のようなものが付いていて抵抗があるという声も聞きますが、あれは農薬ではなく、果実から出た天然成分です。安心して皮ごと食べてください」(柴田さん)

ブドウにはポリフェノールばかりでなくその名の由来とも言われるブドウ糖も豊富に含まれています。ブドウ糖は疲労回復効果が非常に大きく、また脳の働きを活発にする効果もあるといいます。暑い夏は旬のブドウを上手に摂って、少しでも気持ちよくすごしましょう。

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