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七十二候「寒蝉鳴」 ヒグラシは夕暮れに鳴く?

2021/08/12 05:16 ウェザーニュース

8月12日からは七十二候「寒蝉鳴(ひぐらしなく)」が始まります。
寒蝉は「かんせん」や「かんぜみ」と読み、ヒグラシやツクツクボウシなど秋に鳴くセミのことを指しています。

ヒグラシが鳴き始める頃

セミの鳴き声を聞くと、夏本番いう気分になりますが、夕暮れ時に「カナカナカナ…」と妙に淋しげな声で鳴くヒグラシからは夏の終わりを感じます。

ヒグラシは強い日差しや暑さが苦手なようで、早朝や夕暮れを待って鳴く様子などから「日暮し」とも言われているそうです。

そこで本当に早朝や夕暮れ時が多いのか、2018年6月下旬から8月頭までの約1ヶ月間に焦点を当て、ウェザーニュースで調査を実施しました。
時間別ヒグラシリポート(約550件の回答をもとに作成)

全国から約550件の回答があり、いただいた報告を分析した結果、18時台が一番多く、ついで19時台となりました。やはり「日暮らし」でした。

また、午前5時頃にも「今ヒグラシが鳴いています!」という報告も多く寄せられていました。

夕暮れと早朝、同じヒグラシの声でも聞く時間帯によって印象が変わるかもしれません。ぜひ聴き比べてみてください。
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参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
Abbyさん