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この秋はエルニーニョ、ラニーニャ現象とも発生可能性低い(エルニーニョ監視速報)

2021/08/11 15:10 ウェザーニュース

気象庁は11日(水)、最新のエルニーニョ監視速報を発表しました。監視海域では平常の状態になっています。

7月のエルニーニョ監視海域の海面水温は基準値に近く0.2℃低いだけでした。海洋表層の水温は西部で平年より高く、中部から東部では平年より低くなっています。また、日付変更線付近の対流活動は平年並みでしたが、太平洋赤道域中部の貿易風(東風)は平年より強くなりました。

このような海洋と大気の状態はエルニーニョ現象、ラニーニャ現象ともに発生していない、平常の状態と考えられます。

秋にかけても平常の状態が続く予想

太平洋赤道域の中部から東部の海洋表層に見られる冷水域は今後は東進して、東部の海面水温は下降する見込みですが、一時的と予測されます。

エルニーニョ・ラニーニャの動向を予測するコンピューターシミュレーションの結果では8月にかけて90%以上の確率で平常の状態が続くと予想しています。10月以降はラニーニャ現象の発生確率がやや上がり30%となりますが、平常の確率が60%と高くなっています。

秋はエルニーニョ、ラニーニャの影響はない見通し

エルニーニョになると、秋の平均気温が西日本、沖縄・奄美で低く、北日本や東日本で並か低い傾向が見られます。

しかし、今年の秋は、太平洋赤道域の海洋と大気は平常の状態で経過する可能性が高く、エルニーニョ、ラニーニャの影響はないと見られます。
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参考資料など

気象庁より