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北海道は今夜にかけて暴風や大雨に警戒 えりも岬では風速40m/s超

2021/08/10 16:36 ウェザーニュース

台風9号から変わった低気圧は今日10日(火)の午後に三陸沖に抜け、東北東に進んでいます。北海道の道東を中心に今夜にかけて暴風や大雨のおそれがあるため、警戒が必要です。

活発な雨雲が道東を通過中

低気圧の東進に伴って強い雨のエリアも東に移ってきました。大雨によって川の氾濫や土砂災害などの被害が発生している、青森県から北海道道南にかけての雨は峠を越えています。ただ、これまでの雨量が多かった地域では依然として土砂災害が発生しやすく、川の水位も高くなっていますので、危険な場所には近づかないようにしてください。

活発な雨雲が道東を通過中で、16時までの1時間には帯広市で14.5mm、池田町で13.5mmの雨を観測しました。降りはじめからの雨の量が100mmを超えている所があり、今夜にかけて強い雨が断続的に降りますので、土砂災害や河川の増水に警戒が必要です。

沿岸部は暴風にも警戒

10日(火)午後の北海道礼文町
沿岸部では依然として強い風が吹き荒れ、北海道えりも町・えりも岬では16時10分に最大瞬間風速43.8m/sを観測、釧路市でも23.8m/sと風が強まってきました。また、低気圧が三陸沖に抜けたことで、西よりの風が強まりやすい宮城県でも女川町で28.3m/sを観測しています。

風の強い状態が今夜にかけて続く見込みです。雨が降っている所では横殴りの雨となり、傘がさせないような状況になることもありますので、無理な外出は控えてください。飛来物や倒木、交通機関の乱れなどにも警戒が必要です。
» 今いる所の雨や風の予報

参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
ニングルさん