今日は東海や近畿の上空1500m付近に＋21℃以上の非常に暖かな空気が流れ込み、強い日差しによって体温を上回るような厳しい暑さになりました。中でも東海地方は台風10号に向かって吹き込む西よりの風が、山を越えることでフェーン現象が発生。さらに気温を押し上げています。

岐阜県多治見市は40.6℃まで上昇し、今年全国で初めて40℃を超えました。国内で40℃以上を観測するのは去年9月3日以来、多治見市の40℃超えは2018年以来3年ぶり7回目です。そのほか、岐阜市で39.0℃、名古屋市で37.8℃、京都市で37.7℃など、東海や近畿で気温の上昇が目立ちました。

一方、台風10号の影響で雨が降った東京都心は27.4℃、気圧の谷の影響で雲が多かった札幌市は29.7℃と真夏日になっていません。札幌市の連続真夏日の記録は18日でストップです。（気温はすべて15時時点）

明日9日(月)は台風9号が西日本から日本海に進み、南から暖かく湿った空気が流れ込むため、曇りや雨の所が多くなります。日差しが少ないため、今日のように極端に気温が上がることはなく、猛暑日の所は減少する見込みです。名古屋市は31℃、大阪市は32℃止まりで、多治見市は32℃の予想となっています。

明日、猛暑日の可能性があるのは北陸地方。強い南風でフェーン現象が発生し、短い時間ながら日差しが届くタイミングで気温が上昇します。金沢市と新潟市はともに35℃以上の猛暑日となる予想で、暑さ対策が必須です。
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