台風の周辺を取り巻く活発な雨雲が伊豆諸島から関東南部に広がり、6時30分までの1時間には東京都三宅村・三宅島で43.0mm、千葉県木更津市で25.5mm、神奈川県横浜市では12.0mmの雨を観測しました。三宅島や大島では24時間降水量がすでに150mmに達し、三宅村には土砂災害警戒情報が発表されました。

伊豆諸島ではこれから昼前にかけて、房総半島や茨城県では昼過ぎにかけて1時間に50mmを超えるような非常に激しい雨の降るおそれがあり、大規模な冠水や中小河川の急な増水、土砂災害などに警戒が必要です。

沿岸部を中心に瞬間的に30m/sを上回る暴風となるため、飛来物などにも警戒をしてください。
＞＞台風9号による各地への詳しい影響予測（会員メニュー）

台風の接近に伴い、海上は波が高くなっています。6時現在、台風の中心に比較的近い、茨城県南部、千葉県北東部と南部、東京都伊豆諸島、神奈川県東部に波浪警報が発表中です。

警報が出ている沿岸部では3～4mの高波が押し寄せる予想となっています。台風の雨雲が離れて天気が回復した後も、高波は継続しますので、今日の午後も出来るだけ海には近づかないようにしてください。
＞＞ 最新の台風情報をアプリで見る

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風10号の名前「ミリネ（Mirinae / 미리내）」は韓国が提案した名称で、「天の川」のことをさす言葉からとられています。
＞＞ 最新の台風情報