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各地で危険な暑さ続く 全国24道県に熱中症警戒アラート発表

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2021/08/06 07:52 ウェザーニュース

環境省と気象庁は、今日8月6日(金)を対象とした熱中症警戒アラートを、全国24道県に対して発表しました。

引き続き全国的に厳しい暑さとなるため、こまめな塩分・水分補給はもちろん、室内でも無理せずにエアコンを使用するなど、熱中症予防を万全に行ってください。

続く猛烈な暑さ 熱中症対策は万全に

<熱中症警戒アラート発表 今日8月6日(金)対象>
北海道の渡島・檜山地方、石狩・空知・後志地方、青森県、秋田県、岩手県、山形県、福島県
群馬県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県
兵庫県、鳥取県、島根県、広島県、山口県、愛媛県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、鹿児島県、沖縄県

今日は強い日差しが照り付ける日本海側や北日本で気温が高くなり、山口市で38℃、長野市や鳥取市などで37℃と体温を上回るような危険な暑さとなります。

北日本でも35℃前後まで上がるところがあり、北海道旭川市は36℃の予想です。引き続き万全の熱中症対策を行い、体調を崩さないように注意をしてください。

熱中症警戒アラートの発表があったところでは、湿度も高く厳しい蒸し暑さとなります。暑さ指数(WBGT)が上がり、熱中症の危険性が非常に高くなるところがあるので、こまめな水分補給・塩分補給を行うなどの対策をしっかりと行ってください。
>>1時間ごとの気温を確認

熱中症警戒アラートとは

熱中症警戒アラートは、予想される暑さ指数(WBGT)に応じて発表される情報で、これまでの高温注意情報を置き換えるものです。

昨年は関東甲信の1都8県を対象に熱中症警戒アラート(試行)として運用されていましたが、今年から全国で本運用が始まりました。
>>関連記事 全国で熱中症警戒アラートが運用開始

暑さ指数(WBGT)とは

暑さ指数(WBGT)は国際的に用いられる指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい湿度、日射・輻射など周辺の熱環境、気温の3つの要素から計算されています。

熱中症患者発生率との相関が気温よりも良好で、暑さ指数が「厳重警戒」ランク以上だと熱中症患者が著しく増加することがわかっています。また、暑さ指数が「危険」ランクの場合は運動は原則中止すべきとされています。

環境省と気象庁は今年から一部地域で、暑さ指数が「危険」ランクの中でもさらに重要度の高い暑さ(WBGT:33以上)が予想される場合に「熱中症警戒アラート」を発表することを決めています。
>>熱中症情報を詳しくアプリで見る

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