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東北や北陸、九州など全国21道県に熱中症警戒アラート 明日8月6日(金)対象

2021/08/05 17:31 ウェザーニュース

環境省と気象庁は、明日8月6日(金)を対象とした熱中症警戒アラートを、全国21道県に対して発表しました。

引き続き全国的に厳しい暑さとなるため、こまめな塩分・水分補給はもちろん、室内でも無理せずにエアコンを使用するなど、熱中症予防を万全に行ってください。

40℃近い暑さ 熱中症対策は万全に

<熱中症警戒アラート発表 明日8月6日(金)対象>
北海道の石狩・空知・後志地方
青森県、秋田県、岩手県、山形県、福島県
山梨県、新潟県、富山県、石川県
広島県、鳥取県、島根県、山口県、愛媛県
福岡県、長崎県、大分県、熊本県、鹿児島県(薩摩・大隅地方と種子島・屋久島地方、奄美地方)
沖縄県の本島地方と八重山地方

<明日6日(金)の予想最高気温>
38℃:山口
37℃:大館(秋田)、会津若松(福島)、鳥取、広島、福岡、佐賀、日田(大分)
36℃:旭川(北海道)、山形、甲府、長野、松江、岡山、長崎、熊本
35℃:秋田、盛岡、前橋、さいたま、名古屋、岐阜、福井、神戸  など

明日6日(金)はしっかりと日差しが届く中国・四国から九州にかけてが最も暑く、山口県山口市で38℃、福岡市や広島市で37℃と体温を上回るような危険な暑さとなります。

北日本でも35℃前後まで上がる所があり、札幌市は34℃の予想。明日真夏日になれば、1924年に観測した17日連続真夏日に並びます。

引き続き万全の熱中症対策を行い、体調を崩さないように注意をしてください。

熱中症警戒アラートの発表があったところでは、湿度も高く厳しい蒸し暑さとなります。暑さ指数(WBGT)が上がり、熱中症の危険性が非常に高くなるところがあるので、こまめな水分補給・塩分補給を行うなどの対策をしっかりと行ってください。
>>1時間ごとの気温を確認

熱中症警戒アラートとは

熱中症警戒アラートは、予想される暑さ指数(WBGT)に応じて発表される情報で、これまでの高温注意情報を置き換えるものです。

昨年は関東甲信の1都8県を対象に熱中症警戒アラート(試行)として運用されていましたが、今年から全国で本運用が始まりました。
>>関連記事 全国で熱中症警戒アラートが運用開始

暑さ指数(WBGT)とは

暑さ指数(WBGT)は国際的に用いられる指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい湿度、日射・輻射など周辺の熱環境、気温の3つの要素から計算されています。

熱中症患者発生率との相関が気温よりも良好で、暑さ指数が「厳重警戒」ランク以上だと熱中症患者が著しく増加することがわかっています。また、暑さ指数が「危険」ランクの場合は運動は原則中止すべきとされています。

環境省と気象庁は今年から一部地域で、暑さ指数が「危険」ランクの中でもさらに重要度の高い暑さ(WBGT:33以上)が予想される場合に「熱中症警戒アラート」を発表することを決めています。
>>熱中症情報を詳しくアプリで見る