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東京都心で今年初の猛暑日 台風9号から変わった低気圧の影響

2021/08/10 10:58 ウェザーニュース

連休明けの今日10日(火)は関東各地で暑さが厳しくなっています。東京都心では35℃に到達し、今年初めての猛暑日を観測しました。

東京の初猛暑日は去年より3日遅い

今日は関東上空1500m付近に+21℃以上という、晴れれば猛暑日になるレベルの非常に暖かな空気が流れ込んでいます。それに加えて、台風9号から変わった低気圧が東北付近を進むことで南西~西南西の風が強く吹き、フェーン現象も発生。東京都心では照りつける強い日差しで朝の早い時間から気温が上昇し、8時前に30℃に到達しました。

その後も着々と気温は上がって、10時57分に35℃に到達。今年初の猛暑日です。去年は初猛暑日が8月7日でしたので、それに比べると3日遅い観測になります。

そのほかの関東各地も暑さが厳しく、10時50分までに最も高い東京都八王子市では36.9℃まで上がるなど、体温を上回る危険な暑さです。少し外を出歩いたり、冷房の効いていない室内で過ごしていても熱中症の危険性があります。こまめな水分補給や適切な室温調整など、しっかりと対策を行ってください。

なお、明日11日(水)も暑さは続くものの、今日ほどは上がらない予想です。その後は曇りや雨の日が増えて、暑さは和らぐ予想となっています。
» 今日明日の熱中症危険度は?

熱中症レーダーで暑さ指数をチェック

「熱中症レーダー」では、熱中症予防の目的でつくられた指標「暑さ指数(WBGT)」をマップで確認できます。
警戒(WBGT25℃〜)・厳重警戒(28℃〜)・危険(31℃〜)に加え、「熱中症警戒アラート」レベル(33℃〜)の4段階で表示され、その日の熱中症の危険度がひと目でわかります。

ウェザーニュース会員になると、24時間先までの予想もご覧いただるようになるので、勤務先や移動先の予想も確認することができます。
熱中症の危険性が非常に高い予報が出ている場合は、外出を避けて冷房の効いた涼しい室内で過ごすようにするなど、対策にお役立てください。
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参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
墨田区の空さん