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今年最多 全国27都道県に熱中症警戒アラート
暑さに警戒を

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2021/08/03 08:31 ウェザーニュース

環境省と気象庁は今日3日(火)、北海道から九州にかけて熱中症警戒アラートを発表しました。

厳しい暑さが続くため、こまめな塩分・水分補給や室内でも適切なエアコンを使用するなど、熱中症予防を万全に行ってください。

万全な熱中症対策が必須

<熱中症警戒アラート発表 本日8月3日(火)対象>
札幌など石狩・空知・後志地方、岩手、秋田、山形、宮城、福島、富山、石川、新潟、群馬、山梨、神奈川、千葉、東京、愛知、愛媛、香川、鳥取、島根、岡山、広島、山口、福岡、長崎、熊本、大分、鹿児島(奄美地方除く)

北日本から関東にかけては太平洋高気圧が張り出すため、晴れて厳しい暑さになります。35℃前後まで気温は上がり、内陸部では体温並みの37℃前後まで上がる予想です。

九州や中国、四国では夏空が広がって強い日差しが照りつけます。35℃前後まで気温は上がり、暑い一日となります。

熱中症警戒アラートの発表があったところでは、湿度も高く厳しい蒸し暑さとなります。暑さ指数(WBGT)が上がり、熱中症の危険性が非常に高くなるところがあるので、こまめな水分補給・塩分補給を行うなどの対策をしっかりと行ってください。
>>1時間ごとの気温を確認

熱中症警戒アラートとは

熱中症警戒アラートは、予想される暑さ指数(WBGT)に応じて発表される情報で、これまでの高温注意情報を置き換えるものです。

昨年は関東甲信の1都8県を対象に熱中症警戒アラート(試行)として運用されていましたが、今年から全国で本運用が始まりました。
>>関連記事 全国で熱中症警戒アラートが運用開始

暑さ指数(WBGT)とは

暑さ指数(WBGT)は国際的に用いられる指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい湿度、日射・輻射など周辺の熱環境、気温の3つの要素から計算されています。

熱中症患者発生率との相関が気温よりも良好で、暑さ指数が「厳重警戒」ランク以上だと熱中症患者が著しく増加することがわかっています。また、暑さ指数が「危険」ランクの場合は運動は原則中止すべきとされています。

環境省と気象庁は今年から一部地域で、暑さ指数が「危険」ランクの中でもさらに重要度の高い暑さ(WBGT:33以上)が予想される場合に「熱中症警戒アラート」を発表することを決めています。
>>熱中症情報を詳しくアプリで見る

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