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日本の南で熱帯低気圧が次々発生 週末にかけて各地に影響

2021/08/02 16:00 ウェザーニュース

日本の南海上は熱帯低気圧が発生しやすい状況です。今日2日(月)の時点では3つの熱帯低気圧があって、それぞれが日本列島に影響するおそれがあります。

1つ目は明日3日(火)に紀伊半島へ

今日2日(月)9時にグアム島の近海で熱帯低気圧が発生し、南の海上には3つの熱帯低気圧が存在しています。まず最初に影響が出るのが関東の南の海上のものです。

この後も北西に進んで、明日3日(火)の未明から早朝にかけて紀伊半島に達する予想となっています。台風まで発達することはないものの、周辺では雨雲が発達し、東海や近畿を中心に雨が強まる見込みです。特に紀伊半島の山沿いでは地形の影響が加わり、1時間に50mmを超えるような非常に激しい雨の降るおそれがあります。
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グアム島の熱帯低気圧は弱まりながら接近

グアム島近海の熱帯低気圧は、次第に北西に進路を変える見込みです。

低気圧としては日本の南海上で弱まるものの、周辺の暖かく湿った空気が5日(木)以降、西日本や東日本の太平洋側に流れ込んで雨を降らせます。

沖縄付近の熱帯低気圧は週末、日本海へ

8日(日)9~21時の予想雨量
沖縄付近の熱帯低気圧は、南シナ海に発生が予想される熱帯低気圧とまとまりながら北上し、週末には温帯低気圧に性質を変えて日本海に進む予想です。低気圧に向かって暖かな空気が流入することと、上空の気圧の谷が進んでくることで、8日(日)~9日(月)にかけて全国の広い範囲で雨が強まるおそれがあります。

現時点では予想の不確実性が高いものの、大雨のリスクが出てきていますので、今後の熱帯低気圧の動向に注意をしてください。
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