静岡県浜松市や湖西市などから、空の高い所まで伸びて上部の広がった雲が見られています。この雲は「かなとこ雲」と呼ばれる雲で、雷雨をもたらす積乱雲です。上面が平に広がっている金床に似ていることからこう呼ばれています。

積乱雲が上に伸びて対流圏の上部に達すると、その上の成層圏に行けず横に広がるようになります。対流圏と成層圏の境目である圏界面を天井にして横に広がり、特徴的な形を作り出すのです。

雨雲レーダーでは愛知県東部に発達した雨雲が見られ、この雲を目撃したと考えられます。

雨雲は東北南部から関東、東海、近畿などに点在していて、14時までの1時間には福井県越前町・今庄で22.0mm、長野県軽井沢町と滋賀県高島市・朽木平良で16.0mmの雨を観測しました。
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これから夕方にかけて内陸部や山沿いで雨雲の発達しやすい状況が続き、一部が平野部まで拡大する見込みです。局地的には1時間に30mmを超える雨の降るおそれがあります。激しい雨による道路冠水や落雷、突風などに注意が必要です。
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