細い月が金星に接近
8月も日の入り後の西の低空で「金星」が輝きます。金星はマイナス4等級もの明るさのため、西の空でひと際目を引きそうです。
11日(水)には細い月が金星に接近します。月と金星は、日の入り後から2時間もかからず地平線に沈んでしまうため、早めの時間帯に西の空が開けた場所からお楽しみください。
▼11日(水)の沈む時間(東京)
太陽 18時36分頃
金星 20時14分頃
月 20時27分頃
11日(水)には細い月が金星に接近します。月と金星は、日の入り後から2時間もかからず地平線に沈んでしまうため、早めの時間帯に西の空が開けた場所からお楽しみください。
▼11日(水)の沈む時間(東京)
太陽 18時36分頃
金星 20時14分頃
月 20時27分頃
ペルセウス座流星群が極大
3大流星群の一つである「ペルセウス座流星群」が活動期を迎えます。活動のピークは13日(金)朝4時頃と予想されているため、観測は12日(木)夜から13日(金)夜明け前の時間帯がオススメです。
12日頃は月明かりの影響がほとんどなく、とても良い条件で流星観測を楽しむことができます。空の暗いところで見た場合、多い時には1時間で約50個の流星が流れる可能性があります。
流星はペルセウス座の周辺のみに出現するわけではなく、夜空のどこにでも現れるため、できるだけ空を広く眺めるようにして見てみてください。
12日頃は月明かりの影響がほとんどなく、とても良い条件で流星観測を楽しむことができます。空の暗いところで見た場合、多い時には1時間で約50個の流星が流れる可能性があります。
流星はペルセウス座の周辺のみに出現するわけではなく、夜空のどこにでも現れるため、できるだけ空を広く眺めるようにして見てみてください。
伝統的七夕
伝統的七夕とは、旧暦の7月7日にちなんだ、かつての七夕のことです。現在使われている暦では伝統的七夕の日付は毎年変わりますが、今年は8月14日(土)です。
14日(土)夜は東の空を見上げると、夏の大三角形を形作る「おりひめ星」(こと座の1等星ベガ)と「ひこ星」(わし座の1等星アルタイル)を見つけることができます。
夜空が暗い場所でしたら、おりひめ星とひこ星の間に流れる天の川を見ることもできます。
夜空が暗い場所でしたら、おりひめ星とひこ星の間に流れる天の川を見ることもできます。
月が土星と木星に接近
8月は土星と木星が見頃を迎えます。土星は約0等、木星は約マイナス3等と星空の中でも明るく輝き、一晩中見ることができます。
20日(金)から22日(日)にかけては、土星と木星の近くを月が通り過ぎていきます。月は22日(日)に満月を迎えるため、大変目を引きそうです。星空の中でも存在感のある惑星と月が接近する様子を、お楽しみください。
20日(金)から22日(日)にかけては、土星と木星の近くを月が通り過ぎていきます。月は22日(日)に満月を迎えるため、大変目を引きそうです。星空の中でも存在感のある惑星と月が接近する様子を、お楽しみください。
8月の満月はスタージェンムーン
8月は8月22日(日)21時02分頃に満月を迎えます。
アメリカの先住民は季節を把握するために、各月に見られる満月に名前をつけていました。
8月はこの季節に五大湖などで豊富に収穫されたことチョウザメの豊作を願い、この名前がつけられたと言われています。
» 月の出・入りの時間は?
» ウェザーニュース記事一覧
アメリカの先住民は季節を把握するために、各月に見られる満月に名前をつけていました。
8月はこの季節に五大湖などで豊富に収穫されたことチョウザメの豊作を願い、この名前がつけられたと言われています。
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» ウェザーニュース記事一覧
参考資料など
『天文年鑑(2021)』誠文堂新光社
『月刊星ナビ』アストロアーツ
国立天文台「ほしぞら情報」https://www.nao.ac.jp/astro/sky/
『月刊星ナビ』アストロアーツ
国立天文台「ほしぞら情報」https://www.nao.ac.jp/astro/sky/