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台風8号、東北地方を通過中 局地的な激しい雨に注意

2021/07/28 10:42 ウェザーニュース

7月28日(水)9時現在、台風8号(ニパルタック)は岩手県盛岡市の南、約70km付近を北北西に進んでいます。台風の強風域には東北地方が入っています。

この台風はこの後、温帯低気圧に性質を変えながら、12時間後の21時には、秋田県の西の海上へと達する見通しです。

今回の台風は中心から離れた所でも雨や風の強まっているところがあるため、進路だけにとらわれず、雨雲レーダーなどで最新の状況を確認してください。

▼台風8号 7月28日(水)9時
 存在地域   盛岡市の南 約70km
 大きさ階級  //
 強さ階級   //
 移動     北北西 25 km/h
 中心気圧   994 hPa
 最大風速   18 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 25 m/s
» 最新の台風情報

24時間で100mmを超える雨を観測

24時間降水量 28日(水)10時まで
この台風の影響で、東北地方の太平洋側では雨の量が多くなっており、午前9時20分までの24時間に岩手県陸前高田市で101mm、福島県南相馬市・浪江町で100mmの雨量を観測しており、周辺では土砂災害の危険度が高まっているところもあります。

太平洋側の沿岸部での雨のピークは既に過ぎていますが、雨が止んでもしばらくは急な斜面には近づかないでください。

また、風も強まっていて、最大瞬間風速は岩手県宮古で18.8m/s、小本で17.9m/sを観測しています。

日本海側の地域は午後にかけて強い雨風に注意

雨の予想 28日(水)14時
このあと日本海側では、台風の最接近に伴って、午後にかけて雨や風が強まることがあります。

強い所では、一時的に1時間に30mm前後の強い雨が降る可能性もあるので、道路の冠水、用水路や中小河川の増水などに注意してください。

午後以降も台風の中心から離れたところで雨や風が強まるところがあるため、進路だけにとらわれず、雨雲レーダーなどで最新状況を確認するようにしてください。
>>最新の雨雲レーダー

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風8号の名前「ニパルタック(Nepartak)」はミクロネシアが提案した名称で、有名な戦士の名前からとられています。
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