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大型で強い台風6号が宮古島に最接近 明日朝にかけて暴風雨に厳重警戒を

2021/07/23 17:12 ウェザーニュース

7月23日(金)16時の推定で、大型で強い台風6号(インファ)は、暴風域を伴って宮古島の西南西約40kmを北西に進んでいると見られます。進行速度が時速10kmとわずかながら早まりました。

宮古島や石垣島などが風速25m/s以上の暴風域に入り、15時までの最大瞬間風速は下地島で38.6m/s、宮古島で37.5m/s、石垣島で38.1m/sを観測しました。台風の目に入った宮古島付近は風がやや弱まっていますが、中心から少し離れた石垣島などは暴風が続いている状況です。

明日朝にかけては暴風雨のおそれ

台風は今後発達して非常に強い勢力となってゆっくりと北上を続けます。一旦は風雨が収まった宮古島周辺も次第に吹き返しの風が強まり、明日24日(土)の朝にかけては大荒れとなる見込みです。明日の日中になるとさらに速度を上げて、東シナ海を北上していきます。

▼台風6号 7月23日(金)16時推定
 存在地域   宮古島の西南西約40km
 大きさ階級  大型
 強さ階級   強い
 移動     北西 10 km/h
 中心気圧   955 hPa
 最大風速   40 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 60 m/s
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24時間で300mm超の大雨に

23日(土)深夜の雨の予想
台風の中心を取り巻く活発な雨雲や、アウターバンドと呼ばれる帯状の雨雲によって、先島諸島から沖縄本島にかけての広い範囲で雨が強まっています。アウターバンドの雨雲は非常に発達しており、16時時点で沖縄本島の一部に土砂災害警戒情報が発表中です。
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台風の動きが遅いため激しい雨が長時間に渡って続き、24時間で300mmを超えるような大雨が予想されます。大規模な冠水や土砂災害の危険性が高まりますので、厳重な警戒が必要です。

台風の中心が離れた後は吹き返しの南寄りの風が強まり、一旦は風が落ち着いた宮古島も含め瞬間的に50m/sを超えるような暴風が吹き荒れるおそれがあります。

長時間に渡る激しい雨や暴風によって停電など生活への影響が続きます。台風の影響が小さくなるまでは外出を控え、安全をしっかりと確保するようにしてください。
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高波や記録的な高潮にも警戒

24日(土)朝の波の予想
台風が発達しながら近づくことで、特に先島諸島の周辺海域は波の高さが8m以上に達し、一部では10m以上の猛烈なしけが予想されます。沖縄本島周辺でも6m以上の大しけとなる見込みです。波の影響は台風が離れた後もしばらく続きますので、週末いっぱいは警戒が必要になります。

さらに今日からは大潮で、高潮のおそれもあります。石垣島では今夜の満潮と、明日24日(土)朝の満潮のタイミングで過去最高の潮位を超えるおそれがあり、特に沿岸部や低地の浸水のリスクが高まる見込みです。

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風6号の名前「インファ(In-fa)」はマカオが提案した名称で、花火のことを意味する語からとられています。
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