この後も速度をあまり上げずに北上を続け、夕方から夜にかけて宮古島のかなり近くを通過する見込みです。午後にはさらに発達して非常に強い勢力となる予想で、最盛期に最も近づくことになります。明日24日(土)になると幾分速度を上げて、東シナ海を北上する予想です。

▼台風6号　7月23日(金)10時推定
　存在地域　　　宮古島の南南東約60km
　大きさ階級　　大型
　強さ階級　　　強い
　移動　　　　　北北西　ゆっくり
　中心気圧　　　955 hPa
　最大風速　　　40 m/s (中心付近)
　最大瞬間風速　60 m/s
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台風の周囲を取り巻く活発な雨雲が沖縄本島や先島諸島に断続的に強い雨を降らせています。先島諸島では台風の中心に近い発達した雨雲がかかり、1時間に50mmを超えるような非常に激しい雨の降るおそれがあります。
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台風がゆっくりと通過していく、今日の昼からの24時間で300mmを超える雨が予想されています。総雨量は500mm前後に達し、大規模な冠水や土砂災害の危険性が高まりますので、厳重な警戒が必要です。

風はこれからさらに強まり、台風が最も近づく夕方から夜には瞬間的に50m/sを超えるような暴風が吹き荒れるおそれがあります。

先島諸島では丸1日以上に渡って台風の暴風域に入ると見られ、停電の発生や交通機関への影響の拡大が懸念されます。台風の影響が小さくなるまでは外出を控え、安全をしっかりと確保するようにしてください。
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台風が発達しながら近づくことで、特に先島諸島の周辺海域は波の高さが8m以上に達し、一部では10m以上の猛烈なしけが予想されます。沖縄本島周辺でも6m以上の大しけとなる見込みです。波の影響は台風が離れた後もしばらく続きますので、週末いっぱいは警戒が必要になります。

さらに今日からは大潮で、高潮のおそれもあります。宮古島や石垣島は20時前の満潮が台風の最接近と重なるため、特に沿岸部や低地の浸水のリスクが高まる見込みです。

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風6号の名前「インファ（In-fa）」はマカオが提案した名称で、花火のことを意味する語からとられています。
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