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台風6号は暴風域を伴う 動きが遅く沖縄への影響は長時間に

2021/07/20 12:53 ウェザーニュース

台風6号は20日(火)9時現在、南大東島の南を西北西に時速10kmで進んでいます。中心付近の最大風速が30m/sに達して暴風域が発生し大東島地方がその中に入りました。また、沖縄本島や奄美大島が15m/s以上の強風域に入っています。9時50分までの最大瞬間風速は、北大東村で31.9m/s、南城市・糸数で24.6m/sを観測しました。

この後はさらに発達しながら西よりに進み、明日21日(水)には強い勢力になる見込みです。23日(金)にかけて強い勢力を保ちながら沖縄本島から先島諸島方面へ向かう予想です。台風の動きが遅いため、影響が長引くおそれがあります。激しい雨や暴風、高波に厳重な警戒が必要です。

▼台風6号 7月20日(火)9時
 存在地域   南大東島の南南西約150km
 大きさ階級  //
 強さ階級   //
 移動     西北西 10 km/h
 中心気圧   985 hPa
 最大風速   30 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 40 m/s
>>最新の台風情報

雨量が500mm前後に達するおそれ

23日(金)までの予想積算雨量
台風は明日21日(水)朝にかけて沖縄本島に最も接近するため、雨風が強まり大荒れの天気になります。ピーク時には1時間に50mmを超える非常に激しい雨や、瞬間的に35m/s前後に達するような暴風、8m前後の高波に厳重に警戒してください。

先島諸島も明日以降は次第に台風の影響が強まる見込みです。動きが遅い分だけ雨や風の強い状態が長時間に渡り、総雨量は沖縄本島周辺で200mm以上、先島諸島では500mm前後に達する予想となっています。大規模な冠水や土砂災害のおそれがあります。

台風の通過に伴う暴風雨により停電の発生や交通機関へ影響が出ることも考えられます。荒天や生活への影響が長引くおそれがあるので、今日の早いうちに買い出しや対策を済ませるようにしてください。

台風の進路や進む速度が変化する可能性があるので、最新の情報をこまめに確認するようにしてください。
>>台風6号による各地への詳しい影響予測〔会員メニュー〕

台風7号はゆっくりと西へ

台風7号 進路予想
昨日、南シナ海で発生した台風7号(チャンパカ)は、今日9時現在、南シナ海でほとんど停滞しています。

気象庁の予報では中国大陸に上陸した後、22日(木)9時までには勢力を落として熱帯低気圧になると予想されています。まだ予報の不確実性が高く、台風6号の影響もあって複雑な進路となる可能性もありますので、今後の情報に注意してください。

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風6号の名前「インファ(In-fa)」はマカオが提案した名称で、花火のことを意味する語からとられています。
台風7号の名前「チャンパカ(Cempaka)」はマレーシアが提案した名称で、ハーブの名前を意味する語からとられています。
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