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九州・四国はすでに200mm超の大雨 明日にかけてさらに雨量増加

2021/07/17 09:41 ウェザーニュース

今日17日(土)も九州から四国にかけての太平洋側で激しい雨が降っています。すでに雨量が200mmを超えている所があり、明日18日(日)にかけても断続的に雨が続くことから、土砂災害などへの警戒が必要です。

宮崎や高知で200mm超の雨

日本付近に張り出す太平洋高気圧の縁を吹く湿った風の影響で、九州から四国にかけては断続的に激しい雨が降っています。9時までの1時間の雨量は、宮崎県・神門で35.0mm、延岡市で31.0mmを観測するなど、宮崎県内が雨の中心です。

48時間雨量は宮崎県宮崎市・宮崎空港(赤江)で257.0mm、高鍋町で216.5mm、高知県土佐清水市で201.5mmに達しました。9時時点で宮崎県と大分県、高知県に大雨警報や洪水警報、宮崎県には土砂災害警戒情報が発表されています。
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明日にかけても大雨が続くおそれ

17日(土)夜の予想天気図
今日の午後から明日18日(日)にかけても大きく気圧配置は変わらず、南東からの湿った風が吹き込みやすい状況が続く見込みです。

沖縄の南で台風の発生が予想されているように南の海上には大量の水蒸気があり、それが次々に送られてくるため、局地的には1時間に50mmを超えるような非常に激しい雨の降るおそれがあります。

多い所ではさらに200mm以上の雨が予想され、総雨量が300~400mmに達する見込みです。今よりもさらに広い範囲で土砂災害の危険性が増し、河川の増水しますので、警戒が必要です。
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