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24時間以内に台風発生へ 沖縄に影響か 発生すると「台風6号」

2021/07/17 14:58 ウェザーニュース

7月17日(土)6時現在、フィリピンの東で熱帯低気圧が発達中です。気象庁はこの熱帯低気圧について、24時間以内に台風に発達する見込みとの情報を発表しました。次に台風が発生すると「台風6号」と呼ばれます。

週明けには強い勢力に発達し、暴風域を伴って沖縄や奄美に近づく可能性があるため、今後の情報に注意してください。

▼熱帯低気圧 7月17日(土)6時
 存在地域   フィリピンの東
 移動     北北西 15 km/h
 中心気圧   1002 hPa
 最大風速   15 m/s
 最大瞬間風速 23 m/s

「強い台風」沖縄接近の可能性も

世界各国の気象機関が計算したシミュレーション結果を比較すると、この熱帯低気圧は発達して台風の勢力になることを示唆するものが多くなっています。

一方で、この熱帯低気圧の進路については複数のシミュレーション結果の間での差が大きくなっていて、正確な予想が難しい状況です。

その中で比較的多くのシミュレーションが示しているのが、沖縄や奄美付近を通って東シナ海に進み、中国の華中か華南へ向かう進路です。この進路を通った場合、沖縄や奄美に接近して暴風や大雨をもたらすことが予想されるため、台風対策を行う必要があります。

現時点の気象庁の予報では、20日(火)3時には強い台風になって沖縄本島近海に進み、中心気圧は975hPa、中心付近の最大風速は35m/s、最大瞬間風速は50m/sと予想されています。

今年最初の本格的な台風の接近となるおそれがあるため、早めに台風対策を進めるようにしてください。
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台風の暴風域に入る確率

5日先までに台風の暴風域に入る確率は以下の通りです。(気象庁)
 福岡県    1 %
 佐賀県    1 %
 長崎県    2 %
 熊本県    1 %
 大分県    1 %
 宮崎県    1 %
 鹿児島県本土 3 %
 奄美地方   22 %
 沖縄本島地方 21 %
 大東島地方  12 %
 宮古島地方  17 %
 八重山地方  14 %
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次に台風ができると「台風6号」

平年の台風発生数
もし次に台風が発生すると、6月下旬に発生した台風5号以来の台風発生となり、「台風6号」と呼ばれることになります。

7月の台風発生数の平年値は3.7個で、例年台風の発生が一気に増えてくる頃です。夏の台風はジェット気流の影響を受けづらく迷走することが多いため、進路の情報にはいっそうの注意が必要です。
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