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三重県で「ろうと雲」が発生 竜巻を含む突風に警戒

2021/07/16 16:56 ウェザーニュース

今日16日(金)に三重県南部で「ろうと雲」が目撃されました。

ろうと雲は発達した積乱雲の底から渦巻き状の雲が垂れ下がる現象で、地面や海面にまで達すると「竜巻」と呼ばれます。

大気の状態が不安定 急な雷雨や突風などに注意

西日本上空5,500mには-6℃という非常に強い寒気が流れ込んでいて、地上と上空との気温差が大きくなっています。このため、大気下層において大気の状態が不安定になり、積乱雲が発達しやすくなっています。

発達した積乱雲は強い雨をもたらすとともに、竜巻や突風などの激しい現象を引き起こす場合があります。

三重県や和歌山県の南部では、このあと18時前後まで竜巻を含む突風の発生に警戒が必要です。荒天の間は外出を極力控えて、安全な屋内で過ごすようにしてください。また、その後も活発な雨雲が流れこみやすいので油断はできません。
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参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿) 黒潮人さん