寒冷渦は九州の沖合をゆっくり進み、大気の状態は引き続き不安定です。西日本は雨雲の発生、発達しやすい状況となります。

特に南東からの湿った風が強く吹き込んでくる九州から四国にかけての太平洋側は、風が山にぶつかることで上昇気流が発生して雨雲が発達しやすく、断続的に激しい雨の降るおそれがあります。そのほかの西日本も今日と同様に局地的に雨雲が発達し、急な激しい雨や雷となる所があるため、注意が必要です。

関東は太平洋高気圧の勢力が拡大してくるため、今日に比べると雨雲は発達しにくくなります。

九州の南部や四国、紀伊半島など太平洋側では、南東側に開けた斜面を中心に最大で1時間に40～60mmの雨が継続的に降り、総雨量は100～200mmに達するおそれがあります。

局地的な雨ではなく、比較的広い範囲で激しい雨となる見込みで、土砂災害や河川の増水などに警戒が必要です。

瀬戸内海側や日本海側は短時間の激しい雨による道路冠水や落雷などに注意をしてください。
» GPS検索　ピンポイント予報