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西日本は明日も大規模雷雨のおそれ 関東は山沿い中心だが油断禁物

2021/07/14 16:15 ウェザーニュース

日本付近は明日15日(木)にかけても大気の状態が不安定です。特に西日本は寒冷渦の影響が大きく、今日と同様かそれ以上の激しい雨や雷雨のおそれがあります。

西日本、東日本で雷雨が続く

今日14日(木)の午後は近畿から中国、四国を中心に広い範囲で雨雲が発達しています。局地的に雷を伴った激しい雨が降っており、16時までの1時間には高知県津野町・船戸で56.5mm、岐阜県八百津町・伽藍で51.5mm、福島県白河市で38.0mmの雨を観測しました。

16時10分時点で山梨県、長野県、岐阜県、新潟県、福井県、大阪府、兵庫県、岡山県、沖縄県の一部に大雨警報や洪水警報が発表されています。ピークは過ぎつつあるものの、夜にかけては激しい雨の降る所がありますので、引き続き警戒が必要です。
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明日は西日本で激しい雨や雷雨に警戒

15日(木)夕方の発雷確率
明日15日(木)も日本列島の上空5500m付近に-6℃以下の寒気が居座るため、西日本、東日本は引き続き大気の状態が不安定です。寒冷渦と呼ばれる上空の寒気による低気圧は西日本をゆっくりと西進するため、特に西日本では雨雲が発生、発達しやすくなります。

近畿や中国、四国では今日と同じような雷雨となる所が多く、九州では今日以上に広い範囲で激しい雨の降るおそれがあります。短時間の強雨による道路冠水や中小河川の急な増水、土砂災害などに警戒が必要です。雷の発生確率は九州や中国地方の山沿いが最も高くなっています。

関東は寒冷渦が離れるため雷雲の発達は限定的で、今日よりも晴れる所が多くなります。ただ、寒気の影響は残りますので引き続き急な雨には要注意です。
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