近畿などで午前中から発生していた雨雲は、午後になって一層発達してきました。雨の範囲が広がり、降り方も激しくなっています。特に内陸部に活発な雨雲が目立ち13時20分までの1時間には徳島県上勝町・福原旭で36.5mm、兵庫県朝来市・和田山で30.5mmなど激しい雨を観測しました。

大阪市内にも活発な雨雲が進んできて、わずか10分間で13.5mm(1時間換算80mm相当)の激しい雨が降り、13時10分に大雨警報が発表されました。
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夕方にかけて雨雲の発達しやすい状況が続き、西日本の雨雲は上空を吹く北西の風によって、ゆっくりと南下する見込みです。山沿いで発生した雨雲が市街地まで広がってくる可能性があります。雨雲の動きが遅い分だけ雨の量は増え、局地的には1時間に50mmを超えるような非常に激しい雨の降るおそれがあります。

上空5500m付近に－6℃以下の寒気が居座っているため積乱雲は高くまで発達し、周辺では雷が増加しています。過去1時間の落雷状況を示すマップでは、近畿から中国、四国で特に頻発している様子がわかります。

この後は西日本の広い範囲で、大規模な道路冠水や中小河川の増水、土砂災害などが発生する危険性がありますので、警戒をしてください。また、落雷による停電や火災、突風などにも警戒が必要です。
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