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関東や東北で激しい雨や雷雨に警戒 西日本も内陸部は天気急変

2021/07/13 10:30 ウェザーニュース

今日13日(火)も日本付近は大気の状態が不安定で、雨雲の発生、発達しやすい状況が続いています。特に関東や東北は午前中から雨の強まっている所があり警戒が必要です。

東日本と東北で特に雨雲が発達しやすい

梅雨前線は活動を弱めつつも北陸から関東にかけて東日本の上空に伸び、東北から関東付近には上空の気圧の谷が停滞しています。また、日本付近には上空5500m付近で-6℃以下の強い寒気も居座っており、大気の状態が非常に不安定です。

今日は特に気圧の谷の影響を受ける関東など東日本から東北にかけて雨雲が発達しやすく、午前中から一部で雷雨になっています。10時20分までの1時間に新潟県三条市で13.0mm、茨城県鉾田市で9.5mm、石川県珠洲市で8.0mmの雨を観測しました。

自治体が設置した雨量計では1時間に30mmを超える激しい雨になっている所もあり、10時20分時点で茨城県には大雨警報が発表されています。
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午後は西日本の内陸部でも雷雨に

13日(火)夕方の雨の予想
関東から東北の各地は午後にかけても断続的に雨となり、局地的には1時間に30~50mmの激しい雨が降る見込みです。また、西日本でも気温の上昇に伴って内陸部や山沿いで雨雲が発達しやすくなってきます。

すでに雲が広がっている所では、雲の底の色の変化により雨雲の発達が判断できます。より黒っぽく暗くなるほど雨雲が発達していることを示しますので、注意が必要になります。晴れている所では入道雲が大きく成長し、近づいてくると要注意です。

また、急に冷たい風が吹いてきたり、雷鳴が近づいてくるなども激しい雨や雷雨の前兆となります。激しい雨による道路冠水や中小河川の増水、落雷や突風、雹などのおそれがありますので、天気の急変に警戒をしてください。
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