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朝から局地的に激しい雨
九州から東北の広範囲で雷雨に注意

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2021/07/12 06:06 ウェザーニュース

週のはじめの今日12日(月)は大気の状態が非常に不安定で、朝から激しい雨の降っている所があります。午後にかけては全国の広い範囲で雷雨に注意が必要です。

秋田県の太平川に氾濫警戒情報

日本列島には夏の太平洋高気圧の縁を回るように暖かく湿った空気が流れ込んでいます。上空5500m付近は-6℃以下の寒気に覆われ、大気の状態が非常に不安定です。本州の日本海側や九州南部など昨夜から活発な雨雲が広がり、今朝も局地的に激しい雨が降っています。6時までの1時間には鹿児島県肝付町・肝付前田で26.0mm、島根県松江市・鹿島で25.5mmの雨を観測しました。
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秋田市では12時間雨量が観測史上1位の148.5mmに達し、6時時点で秋田県、山形県、新潟県に土砂災害警戒情報が発表中です。秋田県を流れる太平川は秋田市内の観測所で一時氾濫危険水位に達し、警戒レベル4に相当する氾濫警戒情報が発表されています。土砂災害や河川の増水、氾濫に警戒が必要です。
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午後は全国の広範囲で雷雨に

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雷雨発生確率
午後にかけては気温の上昇に加えて上空の気圧の谷が東に進むため、雨雲の発達しやすい地域が拡大していく見込みです。今日の雷雨発生確率は全国で高く、西日本の太平洋側や本州中部の山沿いの赤く塗られている地域は特に発生しやすくなっています。

山沿いで発生した雨雲が上空の西北西の風によって広がるため、東京都心を含む関東平野や関西エリアなどの大都市圏でも局地的に激しい雨の降るおそれがあります。短時間の強雨による道路冠水や落雷による停電、雹などに注意が必要です。

上空の気圧の谷が抜ける夜遅い時間まで、関東など東日本は断続的に雷雨となる可能性もあります。
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