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関東で激しいゲリラ豪雨 東京も雷多発 10分で34mmの強雨も

2021/07/11 19:26 ウェザーニュース

今日7月11日(日)は、大気の状態が不安定となっている影響で、関東で激しいゲリラ豪雨になりました。

雨雲は南東方向に移動していて、東京も16時前後に激しい雷雨に襲われました。江戸川区のアメダスでは10分で34mmという強雨を観測しています。
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アメダス江戸川臨海 10分間に34mmの強雨

本州の上空には強い寒気が流れ込んでいて、地上との気温差が大きくなり大気の状態が不安定になっています。この影響で発達した積乱雲が通過し、激しい雨と落雷をもたらしました。

東京都江戸川区の葛西臨海公園付近にあるアメダス「江戸川臨海」では、16時40分までの10分間に34mmという記録的な強さの雨を観測しました。この記録は2009年からの観測史上1位の値です。気象用語では、1時間に30mm以上の雨を「激しい雨」と呼ぶため、それがわずか10分で降ったということになります。

一旦雨があがったあとも19時頃にかけて雨雲の発達しやすい状況が続く予想です。落雷による停電や突風、激しい雨による道路冠水などに注意してください。
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明日12日(月)も広範囲で雷雨に警戒

明日12日(月)も、関東など西日本や東日本の太平洋側のエリアでは、引き続き大気の状態は不安定となります。

昼間は、時々日差しが届いて厳しい蒸し暑さとなりますが、午後は雨雲が発達するおそれがあります。日差しが届いていても突然の強雨や雷雨に注意が必要です。

参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿) 東京都江戸川区 たっちゃん