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九州で1時間60mm超の非常に激しい雨 中国地方も引き続き厳重な警戒を

2021/07/09 06:35 ウェザーニュース

今日9日(金)も日本付近に梅雨前線が停滞し、暖かく湿った空気が流れ込むことで活動が活発になっています。

九州を中心に激しい雨の降るおそれがあり、すでに大雨で影響が出ている中国地方も引き続き土砂災害などに警戒が必要です。

九州は道路冠水や河川増水に警戒

今朝は西から流れ込む湿った空気の影響により九州で雨が強く、6時までの1時間には長崎県壱岐にある芦辺で64.5mmの非常に激しい雨となっています。福岡県でも雨が強まり、太宰府で24.5mmの雨を観測しました。

この後も断続的に雨雲が通過し、局地的には1時間に60~80mmの非常に激しい雨の降るおそれがあります。道路冠水や河川増水に警戒が必要です。
>>最新の雨雲レーダー

昨日大雨となった中国地方でも土砂災害の危険性

また、広島県や山口県などの中国地方西部でも雨雲が発達しやすく大雨のおそれがあり、風の条件などによっては四国の瀬戸内側から近畿まで活発な雨雲が広がる見込みです。

中国地方ではこれまでの雨で土砂災害の危険性が高くなっています。いつ災害が起きてもおかしくない状況ですので、引き続き急な斜面や増水した川に近づかないでください。
>>土砂災害危険度を確認

少なくとも明日までは大雨が続くおそれ

予想天気図 10日(土)9時
明日10日(土)にかけても気圧配置に大きな変化がなく、九州を中心とした西日本で大雨が続く見込みです。非常に湿った空気が強く流入することで、線状降水帯が形成されやすい状況になります。

九州の多いところでは今日から明日にかけての雨量が300mmに達するおそれがあり、短時間の激しい雨による冠水や、総雨量の増加による土砂災害、河川の増水・氾濫などの危険性が高まりますので、厳重な警戒が必要です。
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