梅雨前線停滞で山陰や近畿、東海で激しい雨
梅雨前線は日本海から山陰、近畿、東海にかけて伸びており、非常に暖かく湿った空気が流れ込むことで活動が活発です。
特に山陰地方は影響が大きく、今朝早くには島根県や鳥取県付近で線状降水帯が形成されたとして、気象庁は顕著な大雨に関する情報を発表。さらに松江市付近で1時間に約100mmの雨が解析され記録的短時間大雨情報も発表されました。
その後も梅雨前線がほとんど停滞しているため断続的に激しい雨が降り、15時までの24時間雨量は鳥取県倉吉市で307.5mmに達しました。これは7月としては観測史上1位の記録で、平年の7月1か月に降る雨の1.5倍以上が24時間で降ったことになります。
記録的な大雨で河川の増水や氾濫が発生し、鳥取市は一部地域に警戒レベル5の「緊急安全確保」の情報を発令しました。
» 関連記事 【緊急安全確保】鳥取市・吉成南町
同じ梅雨前線上の近畿や東海でも局地的に雨が強まった所があり、1時間の最大雨量は兵庫県福崎町で42.5mm、愛知県一宮市で36.0mmを観測しています。
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特に山陰地方は影響が大きく、今朝早くには島根県や鳥取県付近で線状降水帯が形成されたとして、気象庁は顕著な大雨に関する情報を発表。さらに松江市付近で1時間に約100mmの雨が解析され記録的短時間大雨情報も発表されました。
その後も梅雨前線がほとんど停滞しているため断続的に激しい雨が降り、15時までの24時間雨量は鳥取県倉吉市で307.5mmに達しました。これは7月としては観測史上1位の記録で、平年の7月1か月に降る雨の1.5倍以上が24時間で降ったことになります。
記録的な大雨で河川の増水や氾濫が発生し、鳥取市は一部地域に警戒レベル5の「緊急安全確保」の情報を発令しました。
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明日8日(木)朝は再び線状降水帯が形成か
梅雨前線周辺では強弱を繰り返しながら雨が続く見込みです。特に明日8日(木)の朝は次の気圧の谷の接近に伴って、今朝と同じように発達した雨雲が山陰から近畿にかけて広がってくる予想となっています。
風などの条件によっては線状降水帯が形成されて、局地的に1時間に60~80mmの非常に激しい雨の降るおそれがあります。これまでの雨量が多い鳥取県を中心にすでに土砂災害の危険性が高く、激しい雨によって災害発生の危険性がさらに増すと考えられます。避難を行う場合は今日の明るいうちに済ませるようにしてください。
また、近畿でも通勤・通学時間帯に激しい雨が予想され、道路が冠水したり電車やバスの運転に遅れが生じる可能性があります。最新の気象情報とともに交通機関の運行情報なども確認が必要です。
風などの条件によっては線状降水帯が形成されて、局地的に1時間に60~80mmの非常に激しい雨の降るおそれがあります。これまでの雨量が多い鳥取県を中心にすでに土砂災害の危険性が高く、激しい雨によって災害発生の危険性がさらに増すと考えられます。避難を行う場合は今日の明るいうちに済ませるようにしてください。
また、近畿でも通勤・通学時間帯に激しい雨が予想され、道路が冠水したり電車やバスの運転に遅れが生じる可能性があります。最新の気象情報とともに交通機関の運行情報なども確認が必要です。
9日(金)以降は九州が大雨の中心に
9日(金)から10日(土)にかけては西側で梅雨前線が少し南下し、暖かく湿った空気が九州に流れ込みやすくなります。特に九州の東シナ海側は断続的に激しい雨が降って、雨量が増加するおそれがあります。
10日(土)夜までの雨量は九州や山陰など多い所で200mm前後を予想しています。山陰は明日8日(木)まで大雨が続き、これまでの雨量と合わせると400mmを超える所がある見込みです。九州は9日(金)から10日(土)に集中して雨が降り、線状降水帯の形成や地形の影響などで、局地的にはさらに増えるおそれもあります。
短時間の激しい雨による冠水や、総雨量の増加による土砂災害、河川の増水・氾濫などの危険性が高まりますので、厳重な警戒が必要です。
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10日(土)夜までの雨量は九州や山陰など多い所で200mm前後を予想しています。山陰は明日8日(木)まで大雨が続き、これまでの雨量と合わせると400mmを超える所がある見込みです。九州は9日(金)から10日(土)に集中して雨が降り、線状降水帯の形成や地形の影響などで、局地的にはさらに増えるおそれもあります。
短時間の激しい雨による冠水や、総雨量の増加による土砂災害、河川の増水・氾濫などの危険性が高まりますので、厳重な警戒が必要です。
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参考資料など
気象衛星可視画像:NICT-情報通信研究機構