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島根・鳥取で土砂災害の危険度高まる 冠水被害もすでに発生

2021/07/07 07:25 ウェザーニュース

今日7日(水)は活動が活発な梅雨前線が南下し、未明から日本海側で局地的に非常に激しい雨が降っています。特に山陰では土砂災害の危険度が高く警戒が必要です。

土砂災害の危険度が「極めて危険」なランクに

暖かく湿った空気が次々に流れ込んでいるため、梅雨前線の活動は非常に活発です。山陰地方では未明から雨が強まり、線状降水帯が形成されました。島根県出雲市・斐川は4時45分までの1時間で75.0mm、6時20分までの3時間では149.0mmといずれも観測史上1位の記録を更新する大雨となっています。
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非常に激しい雨によって土砂災害の危険度が急上昇し、6時40分時点では島根県と鳥取県の県境付近で濃い紫色の「極めて危険」なランクに達しています。雨の勢いが弱まっても急な斜面には近づかないようにしてください。
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松江市内は冠水被害も発生

記録的短時間大雨情報が発表された松江市では大規模な冠水も発生しています。松江市周辺の雨は峠を越えているものの、発達した雨雲がかかっている鳥取県内などで同様の冠水が起きてもおかしくない状況です。

また、集中的に雨が降ったことで氾濫危険水位を上回っている川があり、小さな河川ではすでに氾濫も発生していると見られます。松江市は意宇川が氾濫するおそれがあるとして午前6時50分に八雲町日吉地区に警戒レベル5の「緊急安全確保」を出しました。山陰を中心とした日本海側では明日8日(木)にかけて発達した雨雲の通過しやすい状況が続き、断続的な激しい雨となる見込みです。

安全をしっかりと確保し、避難をする場合は出来るだけ速やかに行うようにしてください。
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参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
鶴見のやまちゃんさん