梅雨前線に向かって暖かく湿った空気の流れ込みやすい状況が続き、活動が活発になっています。梅雨前線周辺の発達した雨雲は大部分が海上に広がっているため、雨が強く降っているのは北陸の一部など限定的です。

同じ梅雨前線付近でも関東甲信では湿った空気の流入が少ないため雨雲は弱く、所々でぱらつく程度となっています。先日の大雨で被害が出ている熱海市など静岡県東部・伊豆から神奈川県にかけても目立った雨雲はありません。
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今夜になると梅雨前線上の日本海に低気圧が発生して、北陸方面に進んできます。低気圧が東に進むに連れて梅雨前線はゆっくりと南下して、海上に広がる雨雲が次第に陸地へとかかる見込みです。

低気圧に近い北陸では夕方以降、次第に雨が強まってきます。西日本の日本海側でも前線の南下に伴って夜遅くなると活発な雨雲がかかり始め、明日7日(水)の早朝にかけて局地的に激しく降るおそれがあります。

夜間に雨のピークになる所がありますので、雨への備えは今日の明るいうちに済ませるようにしてください。
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梅雨前線は10日(土)頃まで本州付近に停滞し、活動の活発な状況が続きます。上空の気圧の谷の通過のタイミングなどで雨の強弱を繰り返し、九州北部から山陰、北陸にかけての日本海側を中心に雨量が多くなる見込みです。

9日(金)夜までの雨量は多い所で200mm以上を予想しています。前線が同じような所に停滞したり、線状降水帯が形成されたりした場合は局地的にこれより増加することが想定されます。

短時間の激しい雨による冠水や、総雨量の増加による土砂災害、河川の増水・氾濫などの危険性が高まりますので、最新の情報を確認の上、早めの対策が必要です。
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