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深夜に雨強まる 横浜市や京都市含む1府4県に土砂災害警戒情報

2021/07/03 02:47 ウェザーニュース

7月3日(土)に日付が変わった真夜中ですが、関東や東海、近畿などで大雨となっているところがあります。特に静岡県や神奈川県の一部では、24時間に400mm以上の雨が降ったところがあるとみられ、災害発生の危険性が高まっています。

2時40分現在、静岡県のほぼ全域をはじめ、神奈川県、千葉県、愛知県、京都府のそれぞれ一部地域に、土砂災害警戒情報が発表されています。横浜市や京都市などの人口の多い地域にも発表されていて、大雨災害の危険度が高まっています。

土砂災害警戒情報は警戒レベル4相当ですので、危険な場所からは避難すべき目安に達しているといえます。

夜中に避難所へ移動することは危険を伴うため、少しでも崖や川から離れた場所や浸水しにくい上の階に移動するなど、身の安全を確保して過ごすようにしてください。

警戒レベルは5段階

気象庁の防災気象情報は、住民が取るべき行動を直感的に理解出来るよう、5段階の「大雨警戒レベル」表現を加えて発表されています。数字が大きいほど災害発生リスクが高く、レベル5が最大です。

レベル5は災害が切迫しているか既に災害が発生している段階で、そこから避難を開始することが困難となるような状況です。レベル5を待たず、レベル4までに避難を行うことが重要です。

レベル1とレベル2は気象庁が発表する大雨・洪水・高潮注意報にあたり、災害への心構えを高め、自らの避難行動を確認する段階とされています。

レベル3からレベル5は市町村が発令する避難指示等をレベル分けしたもので、レベル3は高齢者や体の不自由な方が避難を開始する段階、レベル4は全ての人が避難をする段階とされています。

レベル5を待たずに避難を 慣れてしまわないことが重要

レベル5は災害が切迫しているか既に災害が発生している段階で、そこから避難を開始することが困難となるような状況ですので、レベル4の段階までに避難を行うことが重要です。

一方で、日本の気象状況を考えると、同じ地域でも年に複数回「レベル4相当」の気象状況となることが考えられます。

実際に、少しでも災害の危険性がある場合には市町村からレベル4が発令されるため、毎回災害に結びつくとは限らず「空振り」となってしまうことが多くなります。

この繰り返しにより、レベル4で避難をして無駄だったと考えてしまうようになると、実際にレベル5になるような気象状況の時に逃げ遅れることが懸念されます。

レベル4で避難をして何事もなかったとしても、何事もなくて良かったと考え、次回以降も心構えを変えないことが大切です。
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