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神奈川・箱根は24時間で平年7月分超える大雨 昼過ぎにかけ厳重警戒

2021/07/03 07:10 ウェザーニュース

梅雨前線の活動が非常に活発です。関東や東海は昨夜から今日3日(土)朝にかけて断続的に激しい雨が降っています。

上空の気圧の谷が通過中の関東から東海にかけては発達した雨雲の帯が形成され、6時までの1時間には静岡県・有東木で47.5mm、静岡県井川で46.0mm、神奈川県海老名市で37.0mmの激しい雨を観測しました。
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箱根は24時間雨量が7月1か月分を超える

3日(土)6時までの24時間雨量
神奈川県箱根町では降り続く雨により6時までの24時間雨量が489.0mmに達しました。これは平年の7月1か月分の雨量を上回る記録です。静岡県内でも300mmを超えている所があり、土砂災害の危険性が非常に高まっています。

6時20分時点で愛知県、静岡県、山梨県、神奈川県、千葉県、茨城県に土砂災害警戒情報が発表中です。

静岡県から神奈川県、千葉県を中心に昼頃にかけて断続的に1時間に30~50mmの激しい雨が降り、道路冠水や河川増水のおそれがあります。総雨量が多い所では、雨が強い間だけではなく雨が弱まってきても土砂災害に警戒し、急な斜面など危険な場所には近づかないようにしてください。
» 現在の土砂災害危険度を確認

西日本では梅雨前線が北上

3日(土)午後の雨の予想
また、梅雨前線が北上する西日本では次第に雨の範囲が広がってきます。午前中は九州南部など太平洋側が中心で、午後にかけては前線の北上とともに九州北部や中国、四国でも雨が降り出す見込みです。

梅雨前線に向かって南西から暖かく湿った空気が流れ込むため、九州を中心に前線が通過するタイミングで一時的に雨が強まります。長時間続くような大雨の可能性は低いものの、雨の降り方には注意が必要です。
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