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明日2日(金)、鹿児島と沖縄の八重山地方に熱中症警戒アラート 鹿児島は今年初

2021/07/02 07:40 ウェザーニュース

環境省と気象庁は、明日2日(金)を対象とした熱中症警戒アラートを、沖縄県の八重山地方と鹿児島県の本土を対象に発表しました。

今年に入って全国での本運用が始まって以降、沖縄県以外の地域で発表されたのは今回が初めてとなります。

万全の熱中症予防を

2日(金)の熱中症の危険度予想
明日は梅雨前線が本州近くまで北上するため、沖縄では八重山地方を中心に晴れて、気温は30度を超えるところが多くなる予想です。近畿から九州では雨や曇りのすっきりしない天気となるものの、30℃前後まで気温が上がって湿度も高くなります。

特に、熱中症警戒アラートの発表があった沖縄県の八重山地方や鹿児島県の本土では、暑さ指数(WBGT)が上がり、熱中症の危険性が非常に高くなる見通しです。

こまめな水分補給・塩分補給を行うなどの対策をしっかりと行ってください。
>>1時間ごとの気温を確認

熱中症警戒アラートとは?

熱中症警戒アラートは、予想される暑さ指数(WBGT)に応じて発表される情報で、これまでの高温注意情報を置き換えるものです。昨年は関東甲信の1都8県を対象に熱中症警戒アラート(試行)として運用されていましたが、今年から全国で本運用が始まりました。
>>関連記事 全国で熱中症警戒アラートが運用開始

暑さ指数(WBGT)とは?

暑さ指数(WBGT)は国際的に用いられる指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい湿度、日射・輻射など周辺の熱環境、気温の3つの要素から計算されています。

熱中症患者発生率との相関が気温よりも良好で、暑さ指数が「厳重警戒」ランク以上だと熱中症患者が著しく増加することがわかっています。また、暑さ指数が「危険」ランクの場合は運動は原則中止すべきとされています。

環境省と気象庁は今年から一部地域で、暑さ指数が「危険」ランクの中でもさらに重要度の高い暑さ(WBGT:33以上)が予想される場合に「熱中症警戒アラート」を発表することを決めています。
>>熱中症情報を詳しくアプリで見る