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台風5号(チャンパー)温帯低気圧に 本州への影響なし

2021/06/27 22:34 ウェザーニュース

6月27日(日)21時、台風5号(チャンパー)は日本の東で温帯低気圧に変わりました。

この先も本州への直接の影響はありません。

▼温帯低気圧 6月27日(日)21時
 存在地域   日本の東
 移動     北北東 45 km/h
 中心気圧   998 hPa
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台風と温帯低気圧の違い

温帯低気圧の構造
21時現在、この低気圧の中心気圧は998hPa、最大風速は20m/sで、一部で台風並みの風が吹いています。

台風は最大風速17.2m/s以上の熱帯低気圧のことを指すため、風速は基準以下には落ちていません。今回の場合、台風(発達した熱帯低気圧)からは構造が変化して、温帯低気圧になったと解析されたかたちです。

台風や熱低低気圧と温帯低気圧の大きな違いは、構成する空気の質とエネルギー源です。

台風や熱帯低気圧は、暖かい空気のみで構成されていて、水蒸気が水滴に変わるときに放出する熱エネルギーをもとに構造を維持します。

一方、温帯低気圧は暖かい空気と冷たい空気の間に存在し、暖かい空気と冷たい空気が上下で入れ替わることで生まれる運動エネルギーを直接利用して構造を保っています。

関東は梅雨前線の影響で所々で雨

雨雲レーダー
台風5号が近づきつつあった関東地方では、梅雨前線の影響で所々で雨が降っています。この雨は今夜遅くにかけて降り止むところが多い予想です。

明日夜には再び梅雨前線が接近し、雨の降る可能性があります。台風が離れた後も、梅雨らしい空模様が続きます。
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