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生梅の時季も終盤 電子レンジ5分で作れる無糖・無塩の梅ペースト

2021/06/23 06:00 ウェザーニュース

生梅の時季も終盤に入ってきました。傷がついたり、過熟した梅は梅酒や梅干しには使えません。といってコトコト煮てジャムにするのも面倒…。そんな時にオススメの調理法があるそうです。発酵料理研究家の加藤なぎささんに伺いました。

梅酒や梅干しにはNGの傷梅を活用

「梅酒や梅干しづくりでは傷梅や過熟の梅は濁りやカビの原因になるので避けなければいけません。でも、せっかくの梅ですから捨てずに調理しましょう。作り方は簡単、レンチン5分です。しかも無糖・無塩なのでどんな料理でも使えて便利です」(加藤さん)

レンチン梅ペーストの作り方

過熟しているぐらいの黄色の梅と、100均でも買える内ザル付きレンチン容器があれば、簡単に作れると言います。

「今回は、ザル付き容器を使いますが、なければボウルなどに入れてレンジ強で5分かけ、一度果汁を取り分けてから、さらに2分程度かけて果汁を取り分ける、を梅が崩れるまで繰り返してください」(加藤さん)

【材料】
・黄色く過熟している梅:200g程度
・温野菜を調理する内ザル付き容器(100均などで購入できる)
※梅は容器に入れてフタができるぐらいの量であれば、200gにこだわらなくても大丈夫です

【作り方】
(1)水洗いした梅の傷とヘタを取り除く。
(2)内ザル付き容器に梅を並べ、電子レンジ強で5分かける。
(3)容器の下にたまった果汁を別の器にあける。まだ実が崩れずに果汁が出そうならもう一度2~3分かける。
(4)崩れた梅をボウルに入れ、種を取り除いてスプーンでつぶしてペーストのできあがり。

「ペーストは味噌や醤油に入れてディップやつけ醤油に、オリーブオイル、塩と合わせてドレッシングに、また砂糖を入れてジャムなど、何にでも合います。果汁はポン酢代わりや砂糖と炭酸で割るとフレッシュな梅ドリンクができます。無糖・無塩なので応用が効きます」(加藤さん)

クエン酸たっぷりのフレッシュな梅。レンジで簡単にできる梅ペーストを活用して、食欲増進、疲労回復に役立てましょう。

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