7月7日は七夕
7月7日(水)は七夕。伝説では年に一度、「おりひめ星(こと座の一等星ベガ)」と「ひこ星(わし座の一等星アルタイル)」が、天の川を渡って会うことのできる特別な日です。
夏の大三角を形作る「おりひめ星」と「ひこ星」は、日が沈む頃にはすでに東の空に現れており、深夜には南の空高くに昇ります。
短冊に願い事を書いたら、ぜひ空を見上げてみてください。
夏の大三角を形作る「おりひめ星」と「ひこ星」は、日が沈む頃にはすでに東の空に現れており、深夜には南の空高くに昇ります。
短冊に願い事を書いたら、ぜひ空を見上げてみてください。
細い月が金星と火星に接近
7月も、日の入り後の西の低空で「金星」と「火星」が輝く姿を見ることができます。金星は約-3.9等もの明るさで輝くため、比較的簡単に見つけられそうです。一方、近くで輝く火星は約1.8等と、金星と比べるとかなり暗めです。双眼鏡をお持ちの方は、そちらで探してみてください。
12日(月)には、10日(日)に新月を迎えたばかりの細い月が、金星と火星に接近します。日の入り後から約1時間半ほどで沈んでしまうため、早めの時間帯にお楽しみください。
▼12日(月)の沈む時間(東京)
太陽 18時59分頃
金星 20時39分頃
火星 20時39分頃
月 20時49分頃
12日(月)には、10日(日)に新月を迎えたばかりの細い月が、金星と火星に接近します。日の入り後から約1時間半ほどで沈んでしまうため、早めの時間帯にお楽しみください。
▼12日(月)の沈む時間(東京)
太陽 18時59分頃
金星 20時39分頃
火星 20時39分頃
月 20時49分頃
金星と火星が大接近
12日(月)に月・金星・火星の接近があった後、13日(火)には金星と火星が最接近します。西~西北西の方角が開けた場所から、隣り合う姿をお楽しみください。
▼13日(火)の沈む時間(東京)
太陽 18時59分頃
金星 20時38分頃
火星 20時36分頃
▼13日(火)の沈む時間(東京)
太陽 18時59分頃
金星 20時38分頃
火星 20時36分頃
月が土星と木星に接近
夜が深まると共に、南東の空には段々と土星と木星が昇ってきます。土星は約0.2等と星々の中でも明るく、木星は約-2.8等とひと際明るく輝くため、比較的楽に2つの惑星を見つけ出せそうです。
7月24日(土)夜から25日(日)明け方には、満月を迎えた月が土星に接近します。また、25日(日)夜から26日(月)明け方と、26日(月)夜から27日(火)明け方には、月と木星の接近も見ることができます。月と惑星で賑わう夜空をお楽しみください。
次回、月が土星と木星に接近するのは8月20日(金)夜~23日(月)明け方になります。
7月24日(土)夜から25日(日)明け方には、満月を迎えた月が土星に接近します。また、25日(日)夜から26日(月)明け方と、26日(月)夜から27日(火)明け方には、月と木星の接近も見ることができます。月と惑星で賑わう夜空をお楽しみください。
次回、月が土星と木星に接近するのは8月20日(金)夜~23日(月)明け方になります。
7月の満月はバックムーン
7月は24日(土)11時37分頃に満月を迎えます。
アメリカの先住民は季節を把握するために、各月に見られる満月に名前をつけていました。7月は雄ジカ(=バック)のツノが生え変わる時期であることから、この名前がつけられたと言われています。
アメリカの先住民は季節を把握するために、各月に見られる満月に名前をつけていました。7月は雄ジカ(=バック)のツノが生え変わる時期であることから、この名前がつけられたと言われています。
みずがめ座δ南流星群が出現
みずがめ座δ(デルタ)南流星群が、7月30日(金)頃に活動の極大を迎えます。
毎年7月中旬から8月中旬頃に活動する流星群で、活動のピークがなだらかなため、観測には極大の30日(金)前後の晴れている日がおすすめです。ほぼ一晩中観察できますが、放射点が少し高くなる23時頃からが好条件となります。
この流星群単体で期待できる流星数は1時間に3〜5個とそれほど大きな期待はできませんが、この時期はやぎ座α流星群のほか、ペルセウス座流星群も活動期に入っています。しばらく夜空を眺めていると、流星群に属さない散在流星もあわせて、いくつかの流れ星を見ることができるかもしれません。
» 月の出・入りの時間は?
» ウェザーニュース記事一覧
毎年7月中旬から8月中旬頃に活動する流星群で、活動のピークがなだらかなため、観測には極大の30日(金)前後の晴れている日がおすすめです。ほぼ一晩中観察できますが、放射点が少し高くなる23時頃からが好条件となります。
この流星群単体で期待できる流星数は1時間に3〜5個とそれほど大きな期待はできませんが、この時期はやぎ座α流星群のほか、ペルセウス座流星群も活動期に入っています。しばらく夜空を眺めていると、流星群に属さない散在流星もあわせて、いくつかの流れ星を見ることができるかもしれません。
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» ウェザーニュース記事一覧
参考資料など
『天文年鑑(2021)』誠文堂新光社
『月刊星ナビ』アストロアーツ
国立天文台「ほしぞら情報」https://www.nao.ac.jp/astro/sky/
『月刊星ナビ』アストロアーツ
国立天文台「ほしぞら情報」https://www.nao.ac.jp/astro/sky/