出現頻度が低い現象
梅雨前線が離れた九州は北部を中心に青空が広がっています。空の高い所には氷の粒でできた薄い雲が広がり、ハロやアークなどの光学現象が現れました。
福岡県柳川市で撮影された写真を見ると、上側のハッキリと見える光の環のハロとは別に、少し光が弱い大きな光の環が確認できます。これが幻日環です。ハロやアークに比べると出現頻度が低く、珍しい現象と言えます。
福岡県柳川市で撮影された写真を見ると、上側のハッキリと見える光の環のハロとは別に、少し光が弱い大きな光の環が確認できます。これが幻日環です。ハロやアークに比べると出現頻度が低く、珍しい現象と言えます。
幻日環は太陽高度で大きさが変化
「幻日環」は天頂を中心として、太陽を通る光の環です。高層の雲(氷の粒で構成)の氷の結晶が太陽の光を主に反射することで現れるため、分光はされずに白く見えます。
太陽の高度によって見かけの環の大きさが変化し、高度が高いほど小さく見えます。太陽高度が68度に達すると、幻日環の見かけの大きさは、ハロとほぼ同じになり、同時に出現した場合は、2つの光のリングが交差するように見えます。
今、幻日環が見られている地域では、この後の大きさの変化にも注目です。
※太陽を直視すると、失明など目に重大な影響が出るおそれがありますので、絶対に避けるようにしてください。
» GPS検索 ピンポイント予報
太陽の高度によって見かけの環の大きさが変化し、高度が高いほど小さく見えます。太陽高度が68度に達すると、幻日環の見かけの大きさは、ハロとほぼ同じになり、同時に出現した場合は、2つの光のリングが交差するように見えます。
今、幻日環が見られている地域では、この後の大きさの変化にも注目です。
※太陽を直視すると、失明など目に重大な影響が出るおそれがありますので、絶対に避けるようにしてください。
» GPS検索 ピンポイント予報