梅雨前線が北上してきた影響で、西日本の広い範囲で雨が降っています。特に九州南部には活発な雨雲が広がり、鹿児島県屋久島町では7時47分までの1時間に60.5mmの非常に激しい雨を観測しました。鹿児島県枕崎市など薩摩地方も一部で30mmを超える激しい雨です。

屋久島では3時間の解析雨量が200mm近くに達し、浸水などのおそれが高まっているとして、気象台は7時52分に大雨・洪水警報を発表しました。

また、低気圧が近づいている北日本も朝から雲に覆われ、日本海側の一部では雨が降り出しています。大雨になる可能性は低いものの、午後は全道で本降りの雨となりますので外出時は傘が欠かせません。
» 最新の雨雲レーダー

東に離れた高気圧の動きが遅いため、梅雨前線に伴う雨雲の東への拡大は非常にゆっくりです。午後にかけても雨が降りやすいのは西日本が中心です。

南から流れ込む暖かな湿った空気の影響を受けやすい九州南部から四国にかけての太平洋側は、局地的に1時間に50mmを超えるような非常に激しい雨の降るおそれがあります。

雨雲の動きが遅く、同じ所で激しい雨が続くことも考えられ、道路冠水や河川の増水、土砂災害などに警戒が必要です。
» GPS検索　ピンポイント予報