ラニーニャ現象時の特徴は弱まる
海洋表層の水温は西部から中部にかけて平年より高く、東部では平年並でした。また、太平洋赤道域中部の貿易風(東風)は平年よりも強い状況が続いているものの、日付変更線付近の対流活動は平年並みとなっています。
このような海洋と大気の状態はラニーニャ現象発生時の特徴が不明瞭になったことを示していると考えられます。
このような海洋と大気の状態はラニーニャ現象発生時の特徴が不明瞭になったことを示していると考えられます。
夏はエルニーニョ、ラニーニャともに発生がない見込み
太平洋赤道域の西部から中部に海洋表層を東進する暖水により、今後は東部の海面水温が上昇する見通しです。
エルニーニョ・ラニーニャの動向を予測するコンピューターシミュレーションの結果では6月から9月にかけて70%以上の確率で平常の状態が続くと予想しています。
エルニーニョ・ラニーニャの動向を予測するコンピューターシミュレーションの結果では6月から9月にかけて70%以上の確率で平常の状態が続くと予想しています。
今年は全国的に暑い夏か
今年の夏は平常の状態となることから、ラニーニャ現象やエルニーニョ現象による夏の気候への影響はないと考えられます。
ウェザーニュースによるこの夏の見通しでは、7月下旬と8月下旬に日本の上空で高気圧の勢力が強まり、広範囲で暑さのピークとなる予想です。
太平洋高気圧は7月はじめから勢力を強め、より上空高いところにあるチベット高気圧も本州付近に張り出すタイミングがあります。二つの高気圧が非常に背の高い一つの高気圧のように働き、厳しい暑さをもたらす見込みです。
今年は暑い夏となりますので、こまめな水分補給や適切なマスクの付け外し、十分な休憩やエアコンなどの空調を使用して、熱中症対策をしっかりと行ってください。
» この先3か月の長期予報
ウェザーニュースによるこの夏の見通しでは、7月下旬と8月下旬に日本の上空で高気圧の勢力が強まり、広範囲で暑さのピークとなる予想です。
太平洋高気圧は7月はじめから勢力を強め、より上空高いところにあるチベット高気圧も本州付近に張り出すタイミングがあります。二つの高気圧が非常に背の高い一つの高気圧のように働き、厳しい暑さをもたらす見込みです。
今年は暑い夏となりますので、こまめな水分補給や適切なマスクの付け外し、十分な休憩やエアコンなどの空調を使用して、熱中症対策をしっかりと行ってください。
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参考資料など
気象庁より