日本海を進む低気圧や前線、本州の南岸に伸びる梅雨前線の影響で東日本や北日本は午後も広い範囲で雨が降り続いています。低気圧や前線の周辺では雨雲が発達し、15時までの1時間には北海道えりも町・目黒で41.0mm、静岡県富士市で30.0mmの激しい雨を観測しました。

総雨量も増えており北海道登別市・カルルスでは24時間雨量が192.0mmと200mmに迫ってきました。そのほか、宮城県栗原市・駒ノ湯で137.0mm、岐阜県揖斐川町で169.0mmなど広い範囲で100mmを超える大雨です。

雨のピークは過ぎている九州でも南部を中心に200mm以上の雨の降った所が多く、しばらくは急な斜面など危険な所に近づかないようにしてください。

東海など東日本の雨は夕方までに峠を越えるものの、北日本では夜にかけて雨の強まるおそれがあります。特に東北や北海道道東の太平洋側では低気圧に向かって吹き込む南風の影響を受けやすく、局地的には1時間に30mmを超えるような激しい雨が降る見込みです。

一部には大雨警報の出ている所があり、短時間の激しい雨による道路冠水や、総雨量の増加による河川・用水路などの増水、土砂災害などに警戒が必要です。

また、沿岸部を中心に風の強い状態も続きます。特に北海道の道東では瞬間的に25m/s以上の暴風となりますので、雨に加えて風に対しても警戒をしてください。
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