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全国の広範囲で大雨や暴風のおそれ 午後は東日本、北日本で特に警戒

2021/06/04 10:14 ウェザーニュース

今日4日(金)は梅雨前線や低気圧の影響で全国の広い範囲で雨や風が強まっています。午後は特に東日本から北日本で大雨、暴風に警戒が必要です。

午後は東日本、北日本で激しい雨のおそれ

梅雨前線が本州の南岸に伸び、それとは別の前線を伴った低気圧が日本海を発達しながら進んでいます。日本列島の大部分が雨雲に覆われ、南から流れ込む暖かく湿った空気の影響で、局地的に雨雲が発達しています。

10時分までの1時間の雨量は北海道白老町・森野で37.5mmの激しい雨、岐阜県本巣市・樽見で22.5mm、京都府福知山市・坂浦で22.0mmなど広い範囲で強い雨を観測しました。

午後にかけては東日本、北日本が雨の中心となります。関東は昼前後が雨のピークで、地形の影響で雨雲が発達しやすい山沿いでは1時間に30mm以上、東京都心などの都市部でも1時間に20mm前後の土砂降りの雨となる見込みです。

東北や北海道は南東の風の影響を受ける太平洋側を中心に雨が強まり、多い所では総雨量が100mmを超えるおそれがあります。短時間の激しい雨による道路冠水や雨量の増加による河川の増水、土砂災害などに警戒が必要です。
» 最新の雨雲レーダー

北海道や東北に暴風警報発表中

北海道札幌市の様子
日本海を進む低気圧と、北海道の東の海上に中心をもつ高気圧の間の気圧差が非常に大きく、風も強まっています。10時までの最大瞬間風速は北海道増毛町で31.3m/s、札幌市で24.6m/s、富山県富山市・八尾で26.5m/s、東京都八王子市で19.1m/sを観測しました。

北海道札幌市の様子(4日(金)10時前に撮影)

この後も関東から東北の太平洋側や北海道の沿岸部で風の強い状況が続き、特に北海道や東北の沿岸部では瞬間的に25m/sを超える暴風となる見込みです。北海道から東北にかけては10時時点で暴風警報の発表されている所があります。

強い風によって沿岸の鉄道路線に遅れなどの影響の出る可能性がありますので、移動の際は気象情報だけでなく最新の運行情報を確認するようにしてください。

また、各地で横殴りの雨となりますので、大きめの丈夫な傘やレインコートなどを用意し、外出時は危険のないよう十分な注意が必要です。
>» 今いるところの天気・風の強さ

参考資料など

写真・動画:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
シマエナガさん