偏西風の蛇行で梅雨前線が北上
今年の5月は上空を流れる強い風である偏西風が蛇行し、日本付近では平年よりも北を流れました。この影響で夏の暑さをもたらす太平洋高気圧が勢力を広げ、梅雨前線が日本付近に停滞する日が増えています。
梅雨入りは四国や近畿で統計開始以来最も早くなるなど、西日本から東海で平年より20日前後も早くなりました。梅雨前線が停滞することで、雨の日が多い5月となっています。
梅雨入りは四国や近畿で統計開始以来最も早くなるなど、西日本から東海で平年より20日前後も早くなりました。梅雨前線が停滞することで、雨の日が多い5月となっています。
九州で記録的な雨の多さ
5月の雨量は西日本から東海、北陸、北日本にかけての広い範囲で平年よりも多く、特に梅雨前線の影響が大きかった熊本県南部から鹿児島県薩摩地方にかけては平年の3倍前後の雨が降りました。熊本県水俣市は719.5mmを観測し、平年の4倍近い記録的な雨です。
一方で夏の高気圧に覆われる日が多かった沖縄は雨が少なく、先島諸島は平年の半分に満たない所がほとんどでした。宮古島は60.0mmと平年の3割弱に留まっています。
6月になると梅雨前線の位置は平年に近づく予想となっています。まだ梅雨入りしていない関東甲信や東北なども含め、これからが本格的な雨のシーズンですので、備えはしっかりと行うようにしてください。
» 詳細 この先3か月間の天気傾向
一方で夏の高気圧に覆われる日が多かった沖縄は雨が少なく、先島諸島は平年の半分に満たない所がほとんどでした。宮古島は60.0mmと平年の3割弱に留まっています。
6月になると梅雨前線の位置は平年に近づく予想となっています。まだ梅雨入りしていない関東甲信や東北なども含め、これからが本格的な雨のシーズンですので、備えはしっかりと行うようにしてください。
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