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四国から関東で激しい雨のおそれ 太平洋側は冠水などに警戒

2021/05/27 10:14 ウェザーニュース

今日27日(木)は北上している梅雨前線と前線上を進む低気圧の影響で、西日本、東日本の広い範囲で朝から雨が降っています。太平洋側では局地的に激しい雨の降るおそれがあり、警戒が必要です。

活発な雨雲は四国や近畿に

低気圧や前線に向かって南から非常に暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、周辺では雨雲が発達しています。

特に四国から近畿にかけて活発な雨雲が広がっていて、10時までの1時間には鹿児島県南種子町・上中で27.5mm、高知県室戸市・佐喜浜で14.5mm、和歌山県田辺市・本宮で18.0mmの雨を観測しました。
» 最新の雨雲レーダー

九州の雨はすでにピークを過ぎたものの、多い所では200mm近い雨が降っているため土砂災害の危険性の高い状況が続きます。雨が落ち着いたあともしばらくは急な斜面に近づかないなど警戒が必要です。
» 現在の土砂災害危険度を確認

午後は東海や関東で激しい雨に

27日(木)午後の雨の予想
低気圧の東進に伴って、激しい雨のエリアも東に移っていきます。近畿ではこれから昼過ぎにかけてが雨のピークで、午後は東海や関東も太平洋沿岸部を中心に1時間に40mmを超えるような激しい雨となる見込みです。

中小河川の増水や土砂災害、突風などに警戒が必要です。車の運転時は道路冠水や視界の悪化など注意をしてください。

低気圧が離れたあとは急速に天気が回復する見込みで、関東でも雨に注意、警戒が必要なのは夕方まで。夜には雨の止む所がほとんどです。雨のピークを避けて帰宅しても良いかもしれません。
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参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
かばおやじさん